ステランティス(Stellantis)は5月5日、2022年第1四半期(1~3月)の世界新車販売(出荷ベース)の結果を発表した。総販売台数は137万4000台。前年同期比は12.4%減とマイナスに転じている。
ステランティスは、FCA(フィアット・クライスラー・オートモビルス)とPSAグループの合併によって誕生した新会社だ。両社の対等合併によって、世界新車販売台数でトヨタグループ、フォルクスワーゲングループ、ルノー日産三菱アライアンスに次いで、世界第4位の自動車グループとなった。
ステランティスは第1四半期、欧州での販売が62万2000台にとどまり、前年同期比は24.5%減と後退した。半導体不足が主な要因だ。そんな中、新型フィアット『500』や『DS4』に対する需要は好調という。
北米では第1四半期、48万台を販売した。前年同期比は6.4%増と回復を果たす。ジープ『グランドチェロキーL』、新型『ワゴニア』『グランドワゴニア』に対する需要が伸びた。南米では第1四半期、17万4000台を販売した。前年同期比は8%減と後退している。
また、中国、インド、アジア太平洋では第1四半期、5万1000台を売り上げた。前年同期比は1%増とプラスを維持している。