東京電力、EV複数台充電時の使用電力を抑制する普通充電器を発売

多台数対応EV普通充電器
  • 多台数対応EV普通充電器

東京電力ホールディングスは、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)を複数台充電する際に使用電力を抑制する「多台数対応EV普通充電器(JW-EVSE-TPC01-0340)」を開発し、3月1日より販売を開始した。

東京電力グループでは、車両のゼロエミッション化を目指す国際イニシアティブ「EV100」に国内エネルギー企業として初めて加盟し、2030年度までに業務車両を100%電動化することを目指している。その中で、同一の敷地内で複数台のEVを充電する場合、電気設備や電気契約容量の大幅な増設を伴うケースが多く、コスト面への対応が課題となることがわかっている。

今回同社が開発した製品は、複数台のEVを同時に充電する際に、各EVの充電電流を制御することで合計使用電力を抑制する。充電制御のための通信にローカル無線方式を採用することで、通信線の敷設や通信・サーバー利用料が発生しないほか、充電器自体に制御プログラムを組み込むことで外部制御装置も不要。工事費用の低減と16万円(参考価格)という低価格を実現した。また、軽量コンパクトな設計と、一般的なコンセントと同じピッチ(83.5mm)の取り付け穴を採用することで、既存のEV充電用コンセントからの置き換えも容易にしている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集