アプリリア初のアドベンチャースクーター 『SR GT 200』発売へ…価格は55万円より

アプリリア SR GT 200
  • アプリリア SR GT 200
  • アプリリア SR GT 200 スポーツ(イリジウムグレー)
  • アプリリア SR GT 200(インフィニティブルー)
  • アプリリア SR GT 200 スポーツ(ストリートゴールド)
  • アプリリア SR GT 200(ストリートグレー)
  • アプリリア SR GT 200(アプリリアブラック)
  • アプリリア SR GT 200 スポーツ(ストリートゴールド)
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ピアッジオグループジャパンは、アプリリア初となるアーバンアドベンチャースクーター『SR GT 200』を2月18日より発売する。価格は55万円(スポーツグラフィックは56万1000円)。6月頃より順次出荷を開始する。

スポーツバイクとスクーターが融合した独自のスタイリング

スタイリングは、アプリリアスポーツバイクが持つレーシング特性に加え、オフロードの世界も強く意識したものとなっている。サイドビューはコンパクトで張り出しが少なく、ダイナミックなラインがスポーティな個性を強。フロントとリアをつなぐセンタートンネルには燃料タンクを備え、モーターサイクルのようなルックスを実現している。ライセンスプレートはボディ側ではなく、リアホイール側に装着することでテール部をよりアグレッシブに演出。グラブハンドルやターンシグナル内蔵のフルLEDリアライトが、車体全体のデザインを強く印象付けている。

ライディングポジションは、従来のコンパクトGTスクーターに比べ、よりアクティブとなっている。人間工学に基づいて設計されたフットボードは通常のポジションに加え、足を前方へ出すフォワードポジションを取ることも可能。長距離走行でも疲れにくい、リラックスしたライディングスタイルにも対応する。さらにフットボード周りの造形は、オフロードバイクのアンダーガードプレートの形状に似たデザインとなっている。

フロントマスクでは、フルLED 3連ライトユニットとサイドカウル両サイドに取付けられたダブルフェアリングが目を引く。また、エンデューロバイクのようなウィンドスクリーンやネイキッドハンドルバーなどを採用。市街地での低速走行時には高いコントロール性を発揮する。ハンドルバーはアルミダイキャスト製のライザーで車体に固定。直感的なハンドルバー形状はモーターサイクルから受継いだものだ。

インストルメントパネルはフルデジタル化。大型液晶ディスプレイにはすべての車両データに加え、さまざまな情報が表示され、左手のコントロールスイッチボックスにあるモードボタンで各種設定の選択ができる。また、アプリリアMIA通信システム(オプション設定)を搭載した場合、スマートフォンと車両をBluetooth接続すると、インストルメントパネルに電話やメッセージの着信を表示できる。また、右手のコントロールスイッチボックスにある通信ボタンを使って通話を管理したり、音声コマンドを使って通話したり、プレイリストを起動して音楽を再生することもできる(ヘッドセット類が別途必要)。

悪路走破性を高めるハイスペックな足回り

シャーシはアプリリアのエンジニアがフレーム分野で培ったノウハウを駆使して開発し、正確でダイナミックな挙動を実現。高強度スチールパイプを使用したダブルクレードルフレームに特別開発のロングトラベルサスペンションを組み合わせている。フロントサスペンションには33mm径のインナーチューブに122mmのトラベルを備えたショーワ製フォークを、リアサスペンションにはコイルスプリングと5段階調整可能なプリロードを備えたトラベル量102mmのダブルアクション型ショーワ製ツインショックアブソーバーを採用。ブレーキはフロントに260mmウェーブディスクを、リアには220mmディスクを装備。フロント14インチ/リア13インチの軽量アルミホイールとワイドなタイヤ(110/80と130/70)を装着し、コンパクトGTスクーターながら175mmの最低地上高を確保。路面の凹凸を簡単に乗り越える高い走破性を実現している。

高出力の新型174cc単気筒エンジンを搭載

エンジンは最高出力13kW/最大トルク16.5Nmを発揮する新型174cc単気筒を搭載する。ニカシルコーティングを施したアルミ製シリンダー、最新のクラウン形状を備えた新型ピストン、燃焼効率の向上に貢献する新型ヘッドなどを採用。あらゆる状況下にて粘り強く、優れたピックアップ性能、スムーズな乗り心地を実現している。また、エンジン性能の向上に伴い熱処理の効率化を図るとともに、新たなエンジン性能曲線に合わせて、クラッチを大型化したCVTトランスミッションを採用している。

SR GTは、スタート&ストップシステム「RISS(Regulator Inverter Start & Stop System)」を搭載。スクーターが停止してから1~5秒後にエンジンを自動的に停止。スロットルを軽くひねるだけで、大きな音を立てることなくエンジンが瞬時に再始動する。

アグレッシブなスポーツバージョンも設定

SR GTは、スタンダードバージョンに加え、より大胆でスポーティなグラフィックと仕上げを施したスポーツバージョンも用意する。スタンダードバージョンは、アプリリア ブラック、ストリートグレー、インフィニティブルーの3色展開。それぞれにシルバーグレーのフットボードパネル、サイドパネル、パッセンジャーグラブハンドルを組み合わせ、ホイールはブラック、シートにはブラックにグレーのステッチが施されている。

スポーツバージョンは、ストリートゴールド、イリジウムグレー、レッドレースウェイのマットカラーをラインアップ。赤いペイントが施されたホイールと赤のステッチが入ったブラック&グレーのツートンカラーのシートを組み合わせることで、アプリリア スポーツバイクの代表的なカラーリングをイメージしている。シルバーグレーのフットボードパネル側面には「aprilia」のロゴが施され、センタートンネルとサイドはマットブラック仕上げ、グラブハンドルも車両に合わせてデザイン。カウリングの両サイドにはアプリリアの大きな「a」が際立つ。

《纐纈敏也@DAYS》

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