EUのハイエース? ベース車両のフィアット・デュカト…ジャパンキャンピングカーショー2022

デスレフ グローブバス
  • デスレフ グローブバス
  • デスレフのキャンピングカーはフィアット「デュカート」ベース
  • ベッドルームとストレージの分がリアに追加されている
  • デスレフ グローブバス
  • コックピットはフィアット「デュカート」
  • シャワールーム
  • べっづルーム
  • キッチンまわり

ジャパンキャンピングカーショー2022東和モータース販売は、『デスレフ』と『サンライト』を展示していた。これらのキャンピングカーは、エアサスやADAS機能搭載といった特徴がある。ビルダーはドイツだが、ベース車両はイタリアのフィアット『デュカト』だ。

デュカトは、メルセデスベンツなどより価格がリーズナブルなので、EU圏では商用バンのシェアの約8割を占めるスタンダードカーだ。日本でいえばトヨタ『ハイエース』あたりに相当し、デリバリーなど事業用車両として広く普及している。日本のハイエースがキャンピングカーのベース車として人気が高いように、ドイツ他EU各国でもキャンピングカーとして利用されている。

展示してあった「サンライト・クリフ」はフロントグリルなど外観は大きく変更していないが、「デスレフ・グローブバス」は外装もディメンションも変わるフルコンバージョンタイプのモーターホームだ。サンライト・クリフは全長約5.4メートル、全幅約2メートルとオリジナルのデュカトとほぼ同じだが、デスレフ・グローブバスは全長約7メートルと2メートル近く延長されている。リアのベッドルームとその下のストレージがリアオーバーハングに追加された形だ。

なお、フィアット・デュカトは、日本国内でも取り扱いが始まると発表されている。基本的には事業者やビルダーへの販売で、乗用車のディーラーで個人が購入することはできないが、国内ビルダーはフィアットからベース車を購入(仕入れ)すればオリジナルのデュカート・キャンパーを作ることができる。

大型のモーターホームやキャンピングカーは、海外ビルダーのノウハウや架装技術が生きる部分だが、国内ビルダーも新しい素材としてオプション装備やコンプリートカーを作って市場を盛り上げてほしい。

《中尾真二》

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