「ブルー・スイッチ」…日産、電動化アクションをアセアン地域に拡大

Nissan Electrification Experience Center
  • Nissan Electrification Experience Center
  • Nissan Electrification Experience Center
  • Nissan Electrification Experience Center
  • タイの第2工場に設置した太陽光発電パネル

日産自動車は2月7日、電気自動車(EV)を活用し地球温暖化や災害対策等の地域課題の解決を目指す日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」をアセアン地域に拡大すると発表した。

日産はEVの活用による、社会の変革、地域課題の解決に取り組む日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を2018年からスタート。全国の自治体や企業・団体など、さまざまなパートナーと共に取り組んだ件数は、活動開始から3年で150件以上となっている。今後はこの活動を国内だけではなく、アセアン地域にも拡大していく。

EVを災害時の支援活動に活用する日産の取り組みは、フィリピンで昨年発生した大型台風「ライ」により大規模停電でも活かされた。セブ州やタクロバン州に『リーフ』を派遣し、搭載している大容量バッテリーにより1000台以上の携帯電話を充電するなど、困窮した地域の住民を支援した。

日産のEVは災害時だけではなく、家庭や社会に電気を供給する、動く蓄電池としても活躍している。日産は今後、エネルギー管理におけるEVの活用について理解を深めるため、タイのサムットプラカーンに「Nissan Electrification Experience Center」を開設。EVのモビリティを超えた可能性をについて知り、体験もらう機会を提供していく。また、電動化技術が脱炭素化や地域交通網の最適化にどのように貢献できるかを検討し、観光セクターも支援していく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集