独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)は1月27日、相鉄・東急直通線の開業が2023年3月になる見込みになったことを明らかにした。
羽沢横浜国大駅(横浜市神奈川区)と日吉駅(横浜市港北区)を結ぶ同線は、2019年11月に開業した相鉄・JR直通線(西谷~羽沢横浜国大間約2.7km)とともに、都市鉄道等利便増進法に基き国や神奈川県、横浜市の支援を受けて鉄道・運輸機構が整備してきたもので、西谷~羽沢横浜国大~新横浜間約6.3kmは「相鉄新横浜線」、新横浜~新綱島~日吉間約5.8kmは「東急新横浜線」と命名される。
開業後は相鉄線と東急線で相互直通運行が行なわれることになり、二俣川~目黒間は約38分、海老名~目黒間は約54分、大和~新横浜間は約19分、湘南台~新横浜間は約23分、新横浜~渋谷間は約30分で結ばれる見込み。
また、1時間あたりの運行本数は、相鉄新横浜線内が朝ラッシュ時10本、その他の時間帯4本、東急新横浜線内が朝ラッシュ時14本、その他の時間帯6本を見込んでおり、両線とも10両編成または8両編成での運行となるが、東急線内は6両編成が残る見込み。
一方、東京地下鉄(東京メトロ)では、相鉄・東急直通線の8両編成が東急目黒線を経由して南北線へ乗り入れることを視野に、4月上旬から順次、南北線の8両化に着手する。
最初は東急から乗り入れる3020系1編成が8両化されることになっているが、これに対応してホームの延伸などが実施されている。
