EV重量車で国内初のJ-クレジット認証、東急バスなどの協力でSpatial Pleasureが達成

EV重量車で国内初のJ-クレジット認証を東急バスなどの協力でSpatial Pleasureが達成
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  • モビリティ・カーボンクレジット・グループ(MCCG)

Spatial Pleasureは、伊予鉄バス、神姫バス、東急バスとの協力により、EVバスの運行によるCO2排出削減効果について、日本海事協会(ClassNK)の検証を経て、国内初となるEV重量車のJ-クレジット認証を完了したと発表した。

今回のJ-クレジット認証は、EVバスの運行に伴うCO2排出削減効果を定量的に評価したもの。この認証が国内初となった背景には、J-クレジット制度の「EN-S-012:電気自動車又はプラグインハイブリッド自動車の導入」方法論がver.4.2に改定され、重量車の燃費モードが初めて認められたことがある。この技術的な進化によって、これまで難しかった大型のEV車両における排出削減効果の計測と認証が可能となった。

今回は、伊予鉄バス、神姫バス、東急バス等が導入したEVバスを対象に、Spatial Pleasureがプロジェクト主体として各社と協力し、削減効果のデータ収集、申請、検証(MRV)を実施した。これにより、J-クレジット制度のグループプロジェクト(プログラム型プロジェクト)として排出削減プロジェクトの認証を受けた。


《森脇稔》

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