JR西日本は10月19日、D51形蒸気機関車200号機(D51 200)の一部台車に亀裂と傷が発見されていたことを明らかにした。
山口線のSL列車『SL「やまぐち」号』を牽引するD51 200は、復帰後初の全般検査のため梅小路運転区(京都市下京区)に入場。同年12月28日から2021年9月30日まで検査が実施されたが、その間の7月29日15時30分頃、「炭水車」と呼ばれる石炭と水を貯蔵する部分の台車に亀裂1カ所、傷2カ所が発見されたという。
亀裂は長さ60mm・深さ15mm、傷は長さ70mm・深さ6mm、長さ65mm・深さ5mmで、原因は調査中。JR西日本では「台車検修を行う社員へ事象を周知し、当該箇所の入念な点検を実施します」としている。
なお、『SL「やまぐち」号』は10月23日から運行を再開することになっている。