『SL「やまぐち」号』牽引機のD51 200、台車に亀裂と傷…10月23日に再開予定

2021年9月まで全般検査が行なわれていたD51 200。
  • 2021年9月まで全般検査が行なわれていたD51 200。
  • 機関部の後ろに連結されている炭水車とその台車。
  • 上から見た亀裂と傷の状態。
  • 『SL「やまぐち」号』を牽引するD51 200
  • 『SL「やまぐち」号』を牽引するD51 200

JR西日本は10月19日、D51形蒸気機関車200号機(D51 200)の一部台車に亀裂と傷が発見されていたことを明らかにした。

山口線のSL列車『SL「やまぐち」号』を牽引するD51 200は、復帰後初の全般検査のため梅小路運転区(京都市下京区)に入場。同年12月28日から2021年9月30日まで検査が実施されたが、その間の7月29日15時30分頃、「炭水車」と呼ばれる石炭と水を貯蔵する部分の台車に亀裂1カ所、傷2カ所が発見されたという。

亀裂は長さ60mm・深さ15mm、傷は長さ70mm・深さ6mm、長さ65mm・深さ5mmで、原因は調査中。JR西日本では「台車検修を行う社員へ事象を周知し、当該箇所の入念な点検を実施します」としている。

なお、『SL「やまぐち」号』は10月23日から運行を再開することになっている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集