日産の新型ピックアップトラックに「NISMOオフロードパーツ」、キャンプも可能…2022年米国発売

最大2名が宿泊できるルーフトップテント

補助ライトとパフォーマンスエキゾーストも用意

最大出力310ps の3.8リットル V6+9速AT

日産 フロンティア 新型の「NISMOオフロードパーツ」
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日産自動車の米国部門は9月24~26日、アリゾナ州で開催された「2021オーバーランドエキスポ・ウエスト」において、新型『フロンティア』(Nissan Frontier)向けの「NISMOオフロードパーツ」を初公開した。

フロンティアは、日産のミッドサイズピックアップトラックだ。新型は、米国市場で日産が60年以上もの間培ってきたピックアップトラックの経験を生かし、パワーや性能だけでなく実用性や操縦安定性、最新のテクノロジーを兼ね備え、仕事とアドベンチャーのどちらにも活躍するモデルとして開発された。

この新型フロンティアで、アウトドアを楽しみたいユーザー向けにラインナップされるのが、NISMOオフロードパーツだ。2022年から、全米の日産ディーラーで取り扱いを予定している。

最大2名が宿泊できるルーフトップテント

「NISMOオフロードオーバーランドベッドラック」は、さまざまなアイテムを積載するための土台となるベースラックだ。用途に合わせて、高さの異なる大型バージョンと小型バージョンが用意されている。顧客のニーズに適応するためのモジュラー設計が特長だ。「Utili-Track」システムやテントを簡単に取り付けられるという。

NISMOオフロードルーフトップテントは、最大2名が宿泊でき、簡単なセットアップを追求した。カバーは洗うことが可能で、換気用に3つの窓が付く。マットレスも付属する。素材は耐久性と耐候性の高いリップストップポリエステル製で、通気性のあるメッシュパネルが備わる。伸縮式のアルミ製のはしごも装備された。NISMOオフロードオーバーランドベッドラックに簡単に装着することができる。

補助ライトとパフォーマンスエキゾーストも用意

「NISMOオフロード4インチライト」は、悪天候時のオフロード走行を支援する補助ライトだ。NISMOオフロード4インチライトは、3060ルーメンの明るさでオフロードを照らし出す。頑丈な防水アルミ製ハウジングを備える。車両の電気システムへの影響を最小限に抑える設計とした

「NISMOオフロードパフォーマンスエキゾースト」は、ポリッシュ仕上げのステンレス製のNISMOキャットバックエキゾーストシステムだ。スポーティで深みのあるエキゾーストノートを発生するという。装着はボルトオンで可能。レーザーエッチングされたNISMOロゴが付くポリッシュ仕上げのエキゾーストチップが特長だ。

最大出力310ps の3.8リットル V6+9速AT

新型フロンティアのパワートレインは、最大出力310psを生み出す直噴3.8リットル V型6気筒ガソリンエンジンだ。9割以上の部品が新開発または改良された。トランスミッションは、9速ATを組み合わせる。新しいトランスミッションは、ロックアップ領域の拡大、レスポンスの高い電動油圧システム、長いインプットシャフトを採用することで、素早くダイレクトなシフトレスポンスを追求した。従来型の5速MT比で、ギアレンジは99%拡大しているという。

また、油圧パワーステアリングをチューニングし、ステアリング中立付近フィーリングを改善することで、長距離ドライブ時の疲労を低減させる。さらに、ステアリングギア比を16%クイックにすることで、少ないステアリング操作でもレスポンスの良いハンドリングを実現しているという。

サスペンションは、オンロード、オフロードで乗り心地とハンドリングを追求した。新開発の油圧キャブマウントが、走行時のキャビンの振動を80%低減する。クラスでは唯一となるウレタン製のバンプラバーによってダンピングを制御する。大径化されたフロントのスタビライザーとリアスタビライザーが、車体のロールを軽減しトラクションを向上させる、と自負する。

新型の4WDモデルは、2WD/4HI/4LOモードを備えた電子制御のパートタイム式のシフトオンザフライ4WDシステムを搭載する。また4輪リミテッドスリップ制御によって、滑りやすい路面でもトラクションを確保した。2WDモデルも含めた全車に「ヒルスタートアシスト」を標準装備するとともに、4WDモデルは「ヒルディセントコントロール」も標準装備している。

《森脇稔》

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