パナソニック カーエレクトロニクスは9月9日、「おもてなしシステム」と「ピット見える化システム」を連動したシステムを新たに開発し、全国で初めて富山ダイハツ販売に導入したと発表した。
おもてなしシステムは、来店客の情報をモニターやインカムを通じて店舗スタッフ全員に通知することでスムーズな誘導をサポートする。まず、来店客のナンバープレートをカメラで読み取り、顧客データと照合。「顧客名、予約時刻、来店内容」等をモニターに表示し、同時にスタッフが装着するインカムにも、顧客の来店を音声で通知する。また、店舗の正面入り口に設置した「Welcomeサイネージ」には当日の予約客を一覧で表示。来店時には、名前をハイライト表示させ、顧客を出迎える。来店客を案内した座席をショールームのマップ上に入力することで、来店後の経過時間をカウント。ドリンク提供からの経過時間もカウントでき、最適なタイミングでおかわりを確認するなど、行き届いたサービスを提供できる。
ピット見える化システムでは、ピットに設置したカメラで作業現場を撮影。来店客はタブレット端末で自身の車の整備の様子と作業の残り時間を確認できる。また、事務所のモニターでは、全ピットの作業映像、作業担当者、作業の進捗状況などを一覧で確認可能。利用可能なピットが一目で分かる。
今回パナソニックでは、おもてなしシステムとピット見える化システムを連動した新たなシステムを開発。富山ダイハツ販売と共同で検証を行うことで、より実際の店舗オペレーションに沿ったシステム設計を実現した。今後は、富山ダイハツ販売におけるシステム運営の定着に向けてサポートを継続するとともに、全国のダイハツディーラーへの導入展開を図っていく。