日野自動車は、日野『デュトロ』などの電動式駐車ブレーキに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、日野デュトロのほか、トヨタ『ダイナ200』『ダイナ300』『ダイナ400』『トヨエースG25』『トヨエースG35』『トヨエースG45』の合計7車種で、2016年4月28日~2018年12月10日に製造された3万9351台。
対象車両は、電動式駐車ブレーキにおいて、駆動モーターに接続するケーブル先端部の強度が不足しているため、停車前に駐車ブレーキを作動させるとケーブル先端部が損傷することがある。そのため、駆動モーターの動力が伝達できなくなり、警告灯が点灯するとともに駐車ブレーキが作動しなくなり、駐車中の車両が動き出すおそれがある。
改善措置として、全車両、ケーブル一式を対策品に交換する。
不具合は44件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。
なお、交換修理用部品として出荷し、組み付けられた可能性がある日野デュトロ248台、交換修理用部品として出荷した電動式駐車ブレーキ35個もリコールの対象となる。