ダイムラー、EVトラック向け次世代バッテリーを共同開発へ…CATLとの提携を強化

メルセデスベンツ eアクトロス
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ダイムラートラック(Daimler Truck)は5月20日、CATL(コンテンポラリー・アンペレックス・テクノロジー社=寧徳時代新能源科技)との間の提携を強化すると発表した。

CATLは、中国に本拠を置く。世界有数のリチウムイオンバッテリーセルの開発・生産を行う企業として、定評がある。すでにダイムラートラックは、グローバル規模での次世代EVトラック向けバッテリーセルモジュールの供給契約を、CATLの間で締結している。

今回の提携強化でCATLは、2024年に量産準備が整う予定のメルセデスベンツのEVトラック、『eアクトロス』 向けにリチウムイオンバッテリーを供給する。供給契約の期間は2030年以降まで、としている

eアクトロスは、リアアクスルのホイールハブの近くに2個のモーターを搭載しており、それぞれのモーターが、最大出力171hp、最大トルク49.5kgmを引き出す。バッテリーは、蓄電容量240kWhの大容量リチウムイオンバッテリーを2個搭載する。1回の充電での航続は、最大200kmの性能を持つ。出力150kWの急速チャージャーを利用すれば、バッテリーの充電は2時間で完了する。

さらに両社は、将来のさまざまなEVトラック向けに、次世代バッテリーを共同で開発する予定、としている。

《森脇稔》

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