BMW、2030年までにCO2排出量を2億トン削減…新車販売の5割をEVに

BMWグループの年次株主総会
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BMWグループ(BMW Group)は5月12日、年次株主総会において、2030年までにCO2排出量を2億トン削減する目標を発表した。2億トンのCO2は、ドイツ・ミュンヘンのような人口100万人以上の都市の年間CO2排出量の20倍に相当するという。

BMWグループは、この目標達成に向けて、フルEVに注力する。2023年までに、全世界のフルEVのラインナップを約12車種に拡大する計画。2030年には、全世界の新車販売台数の少なくとも50%をフルEVにすることを目指す。

BMWグループは現在、フルEVとして、BMW『i3』、MINI『ハッチバック』のEV「クーパー SE」、BMW『iX3』の3車種を用意している。2021年には、新型フルEVとして、『iX』と『i4』が追加される予定だ。

BMWグループの2020年の電動車両(EVおよびプラグインハイブリッド車)の世界新車販売は過去最高の19万2646台。前年比は31.8%増とプラスを維持した。2020年の電動車の世界新車販売のうち、ピュアEVは前年比13%増。PHVは、前年比がおよそ40%増と伸びた。欧州では、新車販売に占める電動車の割合は、15%に到達している。

BMWグループはフルEVの世界販売台数を増やし、今後10年間で累計1000万台を達成することを目指す、としている。

《森脇稔》

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