シトロエンの小型EV、『アミ』がシングルシーターに…助手席部分は荷物スペース

シトロエンのシティコミューターEVがアミ

荷物積載ボックスの上にタブレット端末を置くスペース

フランスでは14歳から運転可能

1回の充電での航続は最大75km

シトロエンは5月5日、2名乗りの小型EVの『アミ』の商用バン仕様、『マイ・アミ・カーゴ』(Citroen MY AMI CARGO)をフランス本国で発表した。

シトロエンのシティコミューターEVがアミ

シトロエンはブランド誕生から100年間、大胆さと創造性をもって、誰でもアクセスできるモビリティを追求してきた。そして101年目となる2020年、ブランドの完全電動化への流れに従い、新たなモビリティとして、アミを発表した。「アミ」の車名は、1960~1970年代の小型大衆車に使われていたものだ。

アミは、現在の都市部の交通や環境問題に対するシトロエンの革新的な回答、と自負する。サービスや消費形態の面で、まったく新しい顧客体験を生み出すことを目指している。

アミはフルEVの2シーター車で、快適で安全性が高く、コンパクトで小回りが利き、さまざまなカスタマイズが可能だ。自動車の既成概念を覆すユニークな特長を備えたアーバンモビリティになるという。シトロエン・マイ・アミ・カーゴシトロエン・マイ・アミ・カーゴ

荷物積載ボックスの上にタブレット端末を置くスペース

このアミの商用バン仕様が、マイ・アミ・カーゴだ。運転席の隣の助手席部分に、モジュラー式の荷物積載ボックスを設置し、シングルシーターとした。荷物、郵便物、工具など、あらゆる種類のアイテムを安全に輸送できるという。

ベース車両のアミの助手席は、マイ・アミ・カーゴでは7つのポリプロピレン部品で構成されたモジュラー式の荷物積載ボックスに置き換えられた。これにより、助手席部分が最大積載量140kg、容量260リットルの収納スペースに変化している。

また、パーティションが、ドライバーエリアとカーゴエリアを分離する。このパーティションは、くり抜かれたデザインによって、ドライバーのハンドブレーキ操作に干渉しない設計とした。高さはウインドウラインよりも下に抑えられており、ドライバーの360度の視認性は保たれているという。シトロエン・マイ・アミ・カーゴシトロエン・マイ・アミ・カーゴ

カバーとして機能し、最大40kgの荷重に耐えるモジュラー式シェルフは、移動デスクとして利用できる。タブレット端末や書類などを置くために、A4サイズのスペースが設けられた。このカバーは、運転席側のヒンジで上方に開き、助手席側のドアから荷物を積み下ろせるようにした。カバーは取り外し可能なので、高さのある荷物も積載できる。

平らな床は2段階に高さを調整することができる。これにより、最大で1200mmの高さの荷物を運ぶことが可能。壊れやすいアイテムを固定するために、ストラップを引っかけるピンが用意されている。カバー後部の収納ボックスには、スマートフォンやサングラスなどが収納できる。

また、マイ・アミ・カーゴは、2輪車や3輪車よりも、乗員保護性能に優れるという。コンパクトサイズでありながら、スクエアな形状のおかげで、積載スペースの合計容量は400リットルを確保している。シトロエン・マイ・アミ・カーゴシトロエン・マイ・アミ・カーゴ

フランスでは14歳から運転可能

スマートフォンとの連携が強化されている。ドライバーは、航続、バッテリーの状態、充電の残り時間、メンテナンススケジューリングなど、車両に関する重要な情報に、いつでもスマートフォンからアクセスできる。

キャビンへのアクセスを容易にするために、運転席側には逆ヒンジ式のドアを採用した。車内に乗り込み、スマートフォンを専用の場所に置く。スマートフォンがダッシュボードのメイン画面になり、ナビゲーションや音楽にアクセスできる。

フランスでは、マイ・アミ・カーゴのような超小型車については、1987年12月31日までに生まれた人は、運転免許無しで運転できる。1988年1月1日以降に生まれた人は、交通安全検定に合格し、交通安全証明書(AM免許)を所持していれば、運転免許無しで運転することができる。また、フランスでは、AM免許は14歳から取得できるため、14歳からアミのような超小型車を運転することが認められている。シトロエン・マイ・アミ・カーゴシトロエン・マイ・アミ・カーゴ

1回の充電での航続は最大75km

マイ・アミ・カーゴは小型のシティコミューターEVだ。ボディサイズは、全長2410mm、全幅1390mm、全高1520mm。最小回転半径は3.6mと、取り回し性に優れる。

新車として購入できるほか、例えば1年間の長期リース、1か月の短期リースで利用することもできる。

EVパワートレインのモーターは、最大出力が8.2hpだ。最高速45km/hの性能を発揮する。バッテリーは蓄電容量5.5 kWhのリチウムイオンで、フロア下にレイアウトされる。1回の充電での航続は最大75kmだ。シトロエンによると、75kmの航続は都市部での移動に最適という。バッテリーの充電は、220Vソケットで、およそ3時間で完了する。

《森脇稔》

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