世界3大カスタムカーショーのひとつ「SEMA SHOW」(米ラスベガス)に2009年に初出展し、その造形美から世界中のクルマ好きの心を奪ったのが、埼玉県戸田市にある「ARTISAN SPIRITS」(アーティシャンスピリッツ)だ。
そこで最新でホットなカスタムキットのビジュアルを入手した。レクサス 『IS 350/300h/300 “F SPORT”』向けのボディキット「ARTISAN SPIRITS BLACK LABEL」(アーティシャンスピリッツブラックレーベル)を紹介する。
静止状態でも走っている様子がイメージできる躍動感、より一層の疾走感とワイド&ローなスタイル
ARTISAN SPIRITS BLACK LABEL LEXUS IS 300/300h/350 F-SPORT
最新モデルとなるISシリーズのボディキットの構成は、フロントアンダー、サイドアンダー、リアスポイラー&センターディフューザー、トランクスポイラー、そしてアーティシャンスピリッツメイクを印象づけるフロントカナード。
その全てが、ブラックレーベルならではのコンパクトかつシャープな設計で、スポーティな佇まいをブーストさせている。今回のボディキットでは、各スポイラーにつくフィン状の立ち上がりを大型化。それにより、より一層の疾走感とワイド&ローのオーラを放っている。
さらに、オリジナルのエギゾーストシステムや、「Artisan Spirits CORART A5」のホイールを組合せて、そのスタイリングは、まさにエモーショナルでドラマティックに。
こうしたアーティシャンスピリッツのスタイリッシュでエモーショナルなボディキットづくりには、「アクティビティ&デザイン」というブランドコンセプトに基づいて開発・設計されている。
ARTISAN SPIRITS BLACK LABEL LEXUS IS 300/300h/350 F-SPORT
「クルマ本来の持つ基本性能を妨げることのない機能性、そして静止した状態からでも走る姿をイメージできその存在感をかたり出すようなデザイン性、この2 つの要素をグローバルな視野から見つめ、高い技術力で融合させている」と語るのは、同社代表の公文純次氏。
公文代表は、レクサスブランドの各ラインナップに同社「アクティビティ&デザイン」によるボディキットを手がけている現状について、「大きく動き出したのが2009年に初出展した SEMA SHOW から」と語る。
同社は米国 SEMA SHOW で、レクサス『SC430』(2009年)、『LF-A』(2013年)などを世界へむけて発信し、SEMA SHOW 2014では、「LEXUS USA」プロジェクト車両にエアロパーツ初供給した。
世界初「LEXUS LC500」カスタマイズプロジェクト(SEMA)やパイクスピークに参画、瞬く間に世界進出へ
ARTISAN SPIRITS BLACK LABEL LEXUSLC 500
ARTISAN SPIRITS ブランドが世界中のクルマ好きに知れ渡ったのは、2016年。SEMA SHOW 出展の世界初「LEXUS LC500」カスタマイズプロジェクトに同社が参画し、外装パーツの開発などを一手に引き受けたことで注目を集めた。
その勢いはさらに加速し、SEMA SHOW 2019 ではトヨタ『GR SUPRA』などを出展し、世界中のクルマ好きの心を奪っていった。
TOYOTA 86 x ARTISAN SPIRITS ARS GT 改
アメリカでの ARTISAN SPIRITS の快進撃は、まだまだ続く。同社は、アメリカコロラドスプリングスで開催された「Pikes Peak International Hill Climb」(パイクスピークインターナショナルヒルクライム)に参戦。現地代理店EVASIVE MOTOR SPORTSが製作した、トヨタ『86』ベースのマシンに同社「GT WIDE BODY KIT」を装着し、無制限クラスで優勝を果たす。
こうした過酷なモータースポーツの場で培った技術が、同社の「SPORTS LINE ARS GT」86 & BRZ ZN6/ZC6 などに結実。輝かしい実績が証明されたエアロキットは、ストリートでも抜群に映えるスタイリングだ。
トヨタ『GR Supra』向けのボディキットが、“Step2”へとバージョンアップ
ARTISAN SPIRITS BLACK LABEL Step2 TOYOTA SUPRA BODY KIT
同社のボディキットの中でも特に注目を集めるのが、トヨタ『GR Supra』向けシリーズ。ARTISAN SPIRITS BLACK LABEL.Step1「TOYOTA SUPRA_BODY KIT」と、ARTISAN SPIRITS BLACK LABEL.Step2「TOYOTA SUPRA BODY KIT」。
ARTISAN SPIRITS BLACK LABEL.Step1「TOYOTA SUPRA_BODY KIT」は、純正のスポーティなバンパーを生かすべく、アンダーリップを採用して疾走感を高めたキット。各パーツはFRPのほかに、カーボンタイプもラインナップ。さらに、8mmワイドを実現するフェンダートリムもラインナップする。
ARTISAN SPIRITS BLACK LABEL Step2 TOYOTA SUPRA BODY KIT
たとえば純正バンパーの底面に装着するタイプのカーボンフロントバンパースポイラーは、センター部分が40mmダウン、左右は8 mmダウンでスポーティーさを演出。同様にカーボンサイドアンダースポイラー・カーボンリアアンダースポイラーも、純正サイドステップ・リアバンパーサイドの底面に装着し、さらに一体的なワイド&ローを実現させる。
ARTISAN SPIRITS BLACK LABEL.Step2「TOYOTA SUPRA BODY KIT」は、Step1で設定していたフロントアンダースポイラー、サイドアンダースポイラー、リアサイドディフューザー、フェンダートリムに加え、フロントカナード、ボンネットフード、ボンネットダクトカバー、フェンダーダクトパネル、リアウイング、フルチタンエキゾーストシステムを新たに追加。
ARTISAN SPIRITS BLACK LABEL Step2 TOYOTA SUPRA BODY KIT
ボンネットフードにはシャープなダクトを備え、リアウイングは翼端板のあるハイマウントタイプとし、純正とは別物のスポーティ感、アグレッシブ感をアップさせている。
こうした純正部品と交換するタイプのフェンダーダクトパネルやボンネットフード、フルチタニウムエギゾーストシステムなどを組み合わせると、見事にマッシブなスタイリングが手に入る。
純正モデルとは一線を画すスタイリング、ARTISAN SPIRITSの世界観はハリアーやLMなどSUV、ミニバンでも味わえる
ARTISAN SPIRITS BLACK LABEL HARRIER
IS、GRスープラなどのラグジュアリーなスポーツカーだけでなく、ARTISAN SPIRITSではレクサスを中心として幅広いラインナップが揃っている。特に今注目されているのは、トヨタ『ハリアー』とレクサス『LM』だ。
ARTISAN SPIRITS BLACK LABEL LEXUS LM 350/300h
ハリアーでは水平基調としたアグレッシブでスタイリッシュに、LMでは純正+αのアダルトなスタイリングにまとめられている。このように様々なモデルに対してラインナップを広げることで、ARTISAN SPIRITSがより多くのファンを集めているのも納得できる。
ARTISAN SPIRITS BLACK LABEL LEXUS LS 500/500h F-SPORT
また、レクサスのフラッグシップセダンであるLS F SPORT (M/C後) 用のエアロパーツも現在開発中。6月中には完成が予定されており、こちらも目が離せない。
公文代表がラフを描き、次々と具現化されていく ARTISAN SPIRITS のエアロプロダクト。同社は今後、レクサスとの連携を強化し、各モデルに対応したエアロキットなどを展開してくというから、今後も楽しみである。
レクサスやトヨタのほか、日産、ホンダ、メルセデス、ポルシェ、アウディ、テスラ、ロールスロイスなども手がける ARTISAN SPIRITS(アーティシャンスピリッツ)の最新情報は、公式ホームページからチェックしてみよう!
※レクサス LMはARTISAN SPIRITS指定代理店限定の販売予定となります