レクサス(Lexus)の米国部門は4月6日、運転中のスマートフォン操作の危険性を警告する映像『Driving Disrupted』を、公式サイトを通じて公開した。 レクサスが、この映像を4月6日に公開したのには、理由がある。米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)の調査によると、運転中のドライバーがスマートフォンを操作してメッセージを送受信するのに、平均4.6秒かかるという。 NHTSAによると、注意散漫な運転によって2019年の1年間に、米国で3142人の命が奪われた。約90km/hで走行中、前方の道路から4.6秒も視線をそらすのは、目を閉じてサッカー場を運転するようなものだという。 レクサスの映像『Driving Disrupted』では、ドライバーが4.6秒間、前方を見ることができなくなった時、何が起こるかを示している。参加者は試乗と思って、クローズドコースでレクサス『NX』のハンドルを握る。このNXに、特別な改造が施してあることを、参加者は知らない。 試乗車の「NX4.6」には、フロントガラスと前席左右のガラスを、瞬時に透明から不透明に変える技術を搭載した。これにより4.6秒間、ドライバーは前方がまったく見えなくなる。 レクサスのマーケティング担当、ビナイ・シャハニ副社長は、「最新の先進運転支援システムでも、ドライバーの細心の注意に取って代わることはできない」と語っている。
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