[カーオーディオの始め方]サブウーファーのコツと楽しさ その3

カーオーディオシステムのレベルアップに興味を持ちつつも初めの一歩を踏み出しあぐねている方々に向けて、“始め方”をレクチャーしている当特集。今回も実力カーオーディオ・プロショップ2店舗に取材し、始めるにあたってのコツをじっくりと訊いてきた。

協力してくれたのは、広島県福山市の“シティロード福山”と大阪府高槻市の“カーオーディオクラブ”、この2店舗だ。参考になる話がたっぷり訊けた。カーオーディオ生活をスタートさせたいと思っているアナタは、要熟読♪

サブウーファーの導入は音の変化が大きく、得られる満足度も高い!

最初に、広島県福山市の有名店、“シティロード福山”の小畠さんに訊いた話から紹介する。

「これからカーオーディオを始めようとされる方の多くはスピーカー交換をご希望されますが、サブウーファーの導入から入る方も一定数いらっしゃいます。当店としても、それも1つの方法だと考えています。なぜなら音の変化幅が大きく、得られる満足度も高いからです。

なおサブウーファーにはさまざまなタイプがあるのですが、導入のハードルが低いのは、パワーアンプが一体化されたパワードタイプです。で、それにもいろいろなタイプがあるのですが、その中から何を選ぶかはご予算次第で良いと思います。高価なモデルほど性能が高いことは確かですが、エントリー機でも効果は十分に得られます。フロントスピーカーでは鳴らし切れていなかった超低音を再生できますので、サウンドをガラリと変えられます。

ところで、お使いのメインユニットに“サブウーファー出力”が備わっていると、超低音のコントロールがしやすくなります。ですが、それが搭載されていなくても導入を諦める必要はありません。パワードサブウーファーに備わっているコントロール機能を使いこなすことで、ある程度のチューニングが行えますから」

低音が充実すると、中高音も豊かに響く!

「パワードサブウーファーに搭載されている機能というのは、レベルコントロール、クロスオーバー、位相切り替え、この3つです。なお、クロスオーバーと位相切り替えはプロショップで設定してもらった方が良いと思います。そして以後それらは触らず、操作はボリュームコントロールのみにとどめましょう。しかしそれを操作することでも、結構楽しめます。音楽のジャンルや曲によって都度、積極的に変えてみましょう。

なお低音がしっかり鳴るようになると、中高音にも良い変化がもたらされます。というのも、音は基音(音程を決める要素)に対して整数倍の周波数である倍音(音色を決める要素)が乗って成り立っているのですが、低音が充実すると倍音にも良い影響が現れます。結果、サウンド全体が豊かになります。

具体的なお薦めモデルを挙げるなら、リーズナブルなところではカロッツェリアの『TS-WH500A』(税抜価格:2万5000円)が使いやすいです。当機は存在を主張しすぎず、しかししっかりとサウンドを厚くしてくれます。またパワフルに鳴らしたいという方には、キッカーの製品がお薦めです。

お近くでしたら、ぜひお気軽にお越しください。サブウーファーの導入やスピーカー交換について、詳しくご説明いたします。お待ちしています」

パワードサブウーファーの一例(DLS)。

聴く音楽のジャンルによっては、サブウーファーの導入が選択肢の1つとして浮上!

続いては、大阪府高槻市の人気店、“カーオーディオクラブ”の高橋さんに訊いた話を紹介する。

「初めてご来店される方から“良い音”にしたいというご相談を受けたら、スピーカー交換をお薦めすることが多いです。しかし聴かれる音楽のジャンルによっては、サブウーファーの導入が選択肢の1つとなることも有り得ます。

例えばクラシックを聴かれることが多い方には、サブウーファーの導入は向いています。クラシック音楽では、環境音を上手く再生できるかどうかが鍵となります。環境音とはホールやレコーディングスタジオの残響音のことを指しますが、残響音として最後まで残るのは低音です。高い音ほど減衰するのが早いからです。サブウーファーを導入すると、この環境音をしっかり鳴らせます。結果、臨場感が上がるんです。

あとは純正スピーカーのタイプによっても、ご提案する内容が変わってきます。例えばドアの下の方にフルレンジスピーカーが装着されているだけのおクルマの場合は、サブウーファーの導入は後回しにした方が良いと思います。なぜならそのようなケースでは、ツイーターがないことにより高域の再生レンジが狭くなっていますので、そこを補った方が良いからです。スピーカー交換を実行すれば、高域の再現性が上がり聴こえ方が格段に良化します」

欲しいサウンドの方向性と取り付け性の両方を鑑みて、ベストなモデルをチョイス!

「しかし純正スピーカーがセパレート2ウェイである場合には、サブウーファーを導入しても良いと思います。ツイーターが装着されていることにより高域の再生レンジはある程度は確保できていますから、低域の再生能力を向上させるというアプローチも有効策と成り得るからです。

で、サブウーファーの導入から始めようと思った場合、候補となるのはパワードサブウーファーですが、その中にもタイプ違いがさまざまあります。シート下に入れられる小型・薄型モデルもあれば、トランクに積むことを前提とした大型モデルも存在します。

導入がしやすいのは前者です。スペースを取りませんし、リーズナブルなモデルもいろいろと出ています。そして案外サウンドコントロールもしやすいです。リスナーの近くに設置できますから。しかし、音圧を優先したいと思ったらトランクに積むボックスタイプが向いています。

あとは、取り付け性もチェックしたいですね。電源ケーブルが付属していると取り付け費用を抑えられますし、電源をナビ裏から取れるものであれば配線作業も簡略化できます。得たいサウンドの方向性と取り付け性の両方を鑑みながら、総合的に検討されると良いと思います。

ご来店いただけましたら、ご希望に応じてさまざまなご提案をいたします。お気軽にお越しください」

《太田祥三》

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