GMの自動運転車部門の「クルーズ」は3月15日、自動運転技術を手がける「ボヤージュ」を買収した、と発表した。 ボヤージュは、米国カリフォルニア州に本拠を置くスタートアップ企業だ。アップルやグーグル出身のエンジニアが中心となり、自動運転タクシーの実用化を目指している。 自動運転業界は合従連衡が進んでおり、市場のリーダーが急速に台頭している。クルーズは過去5年間、高度な自動運転技術を備えたEVの開発や、自動車メーカーとのパートナーシップを進めてきた。クルーズはボヤージュを買収することにより、自動運転の開発を加速していく。 すでにGM、クルーズ、ホンダの3社は、自動運転モビリティサービス事業専用車両『クルーズ・オリジン』を共同開発。クルーズはボヤージュのノウハウを導入して、自動運転AI(人工知能)、衝突軽減システム、リモートアシスタンスソリューションなどの開発を強化していく。 クルーズは、ボヤージュのチームが加わったことで、世界最高の自動運転車を開発できる好位置につけており、自動運転サービスを数百万人に提供する、としている。
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