【メルセデスベンツ GLB 新型試乗】このサイズを待っていた方に朗報、オススメグレードは…九島辰也

7名乗車用SUVというカテゴライズには無理がある?

ガソリンとディーゼルで乗り味は全く違う

オススメはやはりディーゼルかな

メルセデスベンツ GLB250
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7名乗車用SUVというカテゴライズには無理がある?

『GLA』と『GLC』の間を埋めるサイズということで興味を持った方も多くいるであろう、メルセデスベンツ『GLB』。日常使いから週末の遠出まで、幅広く使えそうだ。

ではまずその第一印象だが、スタイリングはまとまりがよくメルセデスのグリルがマッチしている。新型車ではあるが、ずっと前からありそうな雰囲気だ。そういえば、初代『GLK』にどこか似ている。きっとクロスオーバーのGLAよりもピラーが立っている分“SUV感”が強いからだろう。この場合“SUV感”というか、“GLファミリー感”かもしれないが。

メルセデスベンツ GLB250メルセデスベンツ GLB250
“GLファミリー感”という部分で言うと、このサイズにして3列シートであることは見逃せない。前から2/3/2のシートレイアウトだ。が、3列目はお世辞でも広くない。大人が長時間乗るのは無理だし乗り込むのも一苦労である。

それにこのシートがあるとカーゴスペースはほとんど使えない。機内持ち込みトロリーバッグひとつ収まらないのだ。その意味から3列目は子供用、もしくはちょっと近くまで6人以上を運ばなければならない場面限定となる。つまり7名乗車用SUVというカテゴライズには無理がある。

ガソリンとディーゼルで乗り味は全く違う

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では試乗に話を移そう。ステアリングを握ったのはガソリンエンジンの「GLB250 4MATICスポーツ」とディーゼルエンジンの「GLB200d」である。ともにいろいろなモデルで使われている汎用性の高い信頼できるパワーユニットだ。

ただ、この2台はサスペンションの設定が異なり、それにより乗り味の印象が大きく変わった。具体的にはガソリンがスポーツサスペンションを、ディーゼルがコンフォートサスペンションを装備する。で、どう違うかというと、スポーツサスペンションはダンパーの減衰圧が高くスタビもよく効いている。要するに乗り心地は硬めでかなり突っ張った印象だ。コーナリング中のロールは完全に抑えられている。

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これに対しコンフォートサスペンションは自然な硬さといった感覚。コンフォートと言っても柔らかさを売りにしているのではなく、しっかり感はちゃんとある。というか、吹け上がりの良いディーゼルユニットとのマッチングがいいのか、やたらしっくりくる。適度なスポーツ性を担保しながら快適なのだ。個人的にはこちらが好み。スポーツサスペンションだと少しヒョコヒョコして落ち着かないが、こっちなら長く乗っていても疲れなく、運転も楽しめそうだ。

さらにいうと、このディーゼルをスポーツモードで走らせるとさらに楽しくなる。シフトアップのタイミングがずらされる分高回転まできれいに周り、スポーツフィールが味わえるのだ。実にいいね。

オススメはやはりディーゼルかな

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ということで、GLBはこのサイズを待っていた方には朗報となる。オススメはやはりディーゼルかな。生活四駆が必要であれば4MATICも悪くないが、FWDで十分な気がする。

ちなみに発売当初、両者の販売比率はGLB200dが65%、GLB250 4MATICスポーツが35%だったそうだ。価格の違いも理由の一つだろうが、ドライブフィールもディーゼルの方がクルマ好きを納得させているような気がする。

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■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

九島辰也|モータージャーナリスト
外資系広告会社から転身、自動車雑誌業界へ。「Car EX(世界文化社 刊)」副編集長、「アメリカンSUV(エイ出版社 刊)」編集長などを経験しフリーランスへ。その後メンズ誌「LEON(主婦と生活社 刊)」副編集長なども経験する。現在はモータージャーナリスト活動を中心に、ファッション、旅、サーフィンといった分野のコラムなどを執筆。また、クリエイティブプロデューサーとしても様々な商品にも関わっている。趣味はサーフィンとゴルフの"サーフ&ターフ"。 東京・自由が丘出身。

《九島辰也》

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