BMW 3シリーズ に入門PHV「320e」、燃費は76.9km/リットル…3月に欧州設定

PHVシステム全体で204hpのパワーと35.7kgmのトルク

EVモードの航続は最大61km

PHV専用サービスが利用可能

BMWは1月27日、欧州向け『3シリーズ』(BMW 3 Series)のプラグインハイブリッド車(PHV)のラインナップを2021年3月から拡大し、新たに「320e」を設定すると発表した。

これまで、3シリーズのPHVは「330eセダン」、ワゴンの「330eツーリング」、4WDモデルの「330e xDriveセダン」、「330e xDriveツーリング」の4車種だった。320eは、3シリーズのエントリーPHVに位置付けられる。「320eセダン」、ワゴンの「320eツーリング」、4WDモデルの「320e xDriveツーリング」の3車種が、3シリーズのPHVラインナップに追加され、合計7グレードが用意される。

PHVシステム全体で204hpのパワーと35.7kgmのトルク

最新の第4世代の「BMW eドライブ」技術を搭載する。2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンは、最大出力163hpを発生。モーターを組み合わせたPHVシステム全体で、204hpのパワーと35.7kgmのトルクを獲得する。上位グレードの330eでは、2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンが最大出力184hpを発生。モーターを加えたPHVシステム全体で、252hpのパワーと42.8kgmのトルクだったが、320eでは、パワーとトルクが抑えられる。

320eは、トランスミッションに8速ステップトロニックを組み合わせた。動力性能は、320eセダンの場合、0~100km/h加速7.6秒、最高速225km/h 、320eツーリングの場合、0~100km/h加速7.9秒、最高速220km/h 、320e xDriveツーリングの場合、0~100km/h加速8.2秒、最高速219km/hの性能を発揮する。

EVモードの航続は最大61km

バッテリー(二次電池)はBMWグループ製のリチウムイオンで、蓄電容量は330eと同じく、12kWh とした。これにより、EVモードの航続は、320eセダンの場合で最大61km、320eツーリングの場合で最大59km、320e xDriveツーリングの場合で最大57kmとした。この効果で、320eセダンが欧州複合モード燃費76.9km/リットル、CO2排出量29g/km、320eツーリングが欧州複合モード燃費71.4km/リットル、CO2排出量32g/km、320e xDriveツーリングが欧州複合モード燃費66.6km/リットル、CO2排出量35g/kmの環境性能を実現している。

バッテリーは、標準装備の充電ケーブルを使用して、およそ2.6時間で容量の80%を充電できる。フル充電にかかる時間は、およそ3.6時間だ。充電ソケットは、車両のフロント左フェンダーのフラップの下にある。

PHV専用サービスが利用可能

ユーザーは、「BMWeDriveゾーン」と「BMWポイント」が利用できる。BMWポイントはPHVの顧客に、EVモードで走行する機会を増やしてもらうために開発された。ガソリンの消費を減らし、CO2排出量も削減することにより、環境への影響を抑えようという取り組みだ。

BMWポイントは、専用のアプリをスマートフォンにダウンロードして利用する。EVモードで走行する度に、走行kmに応じてポイントが付与される。ユーザーは充電ステーションでのバッテリー(二次電池)の充電などに、このBMWポイントを利用することができる。充分なポイントを集めることで、ユーザーはBMWの充電ステーションにおいて、無料充電などの特典が得られる。

また、BMW eDriveゾーンとして定められた欧州大都市部の電動車専用乗り入れゾーンで、EVモードで走行すると、BMWポイントは2倍のポイントを付与する。BMW eDriveゾーンは2020年以降、BMWのPHVに標準装備されている。この機能によって、PHVが都市部でエミッション・フリー・モビリティの達成に果たす効果的な役割が実証されるという。

エミッションフリー走行専用の「グリーンゾーン」を設けている都市では、ジオフェンシングテクノロジーによって、BMWのPHVはこのゾーンを自動的に認識することができる。車両がこれらのゾーンに入ると、自動的にEVモードに切り替わる。

これにより、PHVによるCO2排出量削減の可能性が大幅に高まるという。電気駆動システムの利用を増やすと、効率が最適化されるだけでなく、とくに都市交通における顧客の運転コストの削減にも役立つという。BMW eDriveゾーンは、80を超えるヨーロッパの都市で利用できる、としている。

《森脇稔》

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