低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定

自動運転遠隔サポートシステムの国際規格の策定に参画したソリトンシステムズ
  • 自動運転遠隔サポートシステムの国際規格の策定に参画したソリトンシステムズ

低速自動運転車(32km/h以下)の遠隔サポートシステムに関する世界初の国際規格「ISO7856」が、日本主導のもとISOから刊行された。

この規格は、遠隔センターから自動運転車をサポートする3つのシステムを定義している。遠隔監視(remote monitoring)、遠隔アシスト(remote assistance)、遠隔運転(remote driving)だ。これらは、自動運転の安全でスムーズな運行を維持するために世界的にニーズが高まっている。

ISO7856では、交差点通過や路上車両迂回などの具体的なユースケースをベースに、車載カメラの検知範囲や解像度、車両とセンター間の通信内容と通信品質の要件、これらに対する試験法を定めた。


《森脇稔》

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