真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]

SEIWA・ワンタッチサンシェードM(Z126)
  • SEIWA・ワンタッチサンシェードM(Z126)
  • SEIWA・ポップアップサンシェードS/M/L(Z123/Z124/Z125)
  • SEIWA・ポップアップサンシェードM(Z124)
  • SEIWA・ワンタッチサンシェードM(Z126)
  • SEIWA・ワンタッチサンシェードM(Z126)

ひと工夫が盛り込まれた使える最新の「カーアクセサリー」を選りすぐって紹介している当コーナー。今回は「サンシェード」の新作を2タイプ紹介する。2025年は梅雨明けも早く、駐車中の車内温度上昇対策の必要度が一層高い。グッズの選定はお早めに!

◆サンシェードの効果は本当にあるのか?

さて、炎天下で一定時間駐車していると、特に真夏は尋常でないくらいに車内温度が上昇する。その対策の最右翼となるのはズバリ、サンシェードの使用だ。

なお、JAFが2012年に、駐車中の車内温度上昇対策に関する実験結果を公開している。炎天下にて、無対策、窓開け(3cm)、サンシェード使用、エアコン作動、これら4タイプの車両の2時間の室内温度の推移が明らかにされている。そのリポートでは「窓開けやサンシェードをしても温度抑制効果は限定的」との結論が示されているが、それはあくまでも車内に人やペットを残しておくべきではないという観点からのものだ。

確かにサンシェードも「窓開け」も、車内温度の抑制効果は限定的だが、ある程度は確実に抑えられるのも事実だ。

実際テストの結果を見てみると、12時から14時までの2時間(8月の晴れた日に実施)の車内平均温度は(すべて白いクルマ)、対策なしが47度、窓開けが42度、サンシェード使用が45度と、その差は大きくはなかったものの、ダッシュボードの最高温度はそれぞれ74度、75度、52度だ。サンシェードをすればダッシュボードの温度上昇はここまで抑制できるのだ。これだけ下げられれば、クルマに乗り込んでから車内温度を快適なレベルにまで下げようとするときに差が大きく出る。使わないよりは、使った方が断然良い。

◆2025年注目の新作サンシェードを紹介

そんな頼れるアイテム、サンシェードの注目作が、今春に2タイプ登場している。なお、それらはともに、カーアクセサリーを広く扱う「SEIWA(セイワ)」からの新作だ。

1つがこちら、『ポップアップサンシェードS/M/L(Z123/Z124/Z125)』(価格:オープン、実勢価格:2990円前後~)だ。当品は、さっと広げられるポップアップ式のサンシェードで、しまうときには簡単に畳めてコンパクトというひと品なのだが……。

実は、最大の特長はその生地にある。「ラディクール生地」が採用されていて、それにより高い遮熱・UVカット・遮光効果を上げるとともに、なんと放熱性まで発揮する。製品表面への蓄熱を防ぎ、熱の放射も果たすのだ。なお、放射する熱量は、受けた熱量を上回る。

ちなみに同社が独自に行ったテスト(5月の都内の晴れた気温25度の日に実施)では、ダッシュボードの表面温度がサンシェード未装着車で58.2度、一般的なサンシェード装着車で35.7度、そして当品の装着車では24.8度だったとのことだ。サイズバリエーションは3つある。同社のサイトで適合を確認の上、選択を。

◆進化系「ワンタッチサンシェード」も見逃せない

そしてもう1つがこちら、『ワンタッチサンシェードM/L(Z126/Z127)』(価格:オープン、実勢価格:4980円前後~)だ。こちらはカサのようにワンタッチで開閉できることを特徴とするひと品だ。開く動作と閉じる動作をよりイージーに行える。なお、センターのシャフトにあたる部分はヒモなので、開閉時に手を挟む心配がなく装着したときのモニターとの干渉もない。

ちなみに骨の先端は柔軟に可動するため、ピラーなどにしっかりフィットする。また当品も収納時はコンパクトになる。こちらにも「ラディクール生地」が採用されている。一般的なサンシェードとはひと味違う使い心地を味わえる。今年の夏は酷暑が予想されている。駐車中の車内温度上昇への対策に頭を悩ませていたのなら、これらもぜひチェック。

今回は以上だ。次回以降も気の利いた秀作カーアクセサリーを紹介していく。お楽しみに(記事中の価格はすべて税込。実勢価格は編集部調べ)。






《太田祥三》

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