自動運転の スープラ でドリフト…トヨタが安全技術を研究中

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トヨタ・リサーチ・インスティテュート(Toyota Research Institute)は1月14日、プロのドリフトドライバーの技術に触発された研究を開始した、と発表した。自動運転技術に人工知能(AI)アルゴリズムを組み合わせることを目指している。

トヨタ・リサーチ・インスティテュートは、スタンフォード大学のダイナミックデザインラボと協力。エンジニアは、プロのドライバーの技術と自動運転技術をどのように組み合わせるかについて、研究を行っている。目標は、新しいレベルのアクティブセーフティテクノロジーを開発し、それを広く普及させて、トヨタや他の自動車メーカー車に搭載できるようにすることだ。

自動車事故により、米国では年間およそ4万人、全世界では年間およそ125万人が死亡している。トヨタの目標は、その数をゼロにすること。今回の研究を通じて、自動車事故による命を救うことを目指していく。

トヨタ・リサーチ・インスティテュートは、スタンフォード大学のダイナミックデザインラボの研究を長年にわたって支援してきた。現在のプロジェクトは、スタンフォード大学の論文「Opening New Dimensions:Vehicle Motion Planning and Control using Brakes while Drifting」に基づくもの。スタンフォード大学の実験は、ブレーキ、ステアリング、駆動力を利用して、ドリフト中の後輪駆動車を制御できる自動運転アーキテクチャを生み出した。トヨタ・リサーチ・インスティテュートは現在、この自動運転アーキテクチャを『GRスープラ』に組み込んで、テストに取り組んでいる。

トヨタ・リサーチ・インスティテュートのギル・プラット氏は、「すべてのドライバーには脆弱性があり、事故を回避するために、ドライバーは能力を超えた操作を行う必要がある。このプロジェクトを通じて、世界で最も熟練したドライバーから学び、人間の運転能力を増幅し、人々を安全に保つ高度な制御アルゴリズムを開発していく」と述べている。
《森脇稔》

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