日産 ムラーノ に2021年型、安全性を向上…米国発売

「日産セーフティシールド360」の最新版を全グレードに標準装備

3.5リットルV型6気筒ガソリン自然吸気エンジンは最大出力260ps

マルチタッチコントロール付き8.0インチカラーディスプレイの「NissanConnect」

日産 ムラーノ の2021年モデル
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日産自動車の米国部門は12月16日、『ムラーノ』(Nissan Murano)の2021年モデルを発売した。現地ベース価格は、3万2510ドル(約336万円)と発表されている。

ムラーノは、日産の主力SUVのひとつで、ミドルクラスに属する。現行ムラーノは3代目にあたる。2代目までは日本でも販売されていたが、3代目は未導入だ。

ムラーノは2年前の2019年モデルにおいて、新デザインのLEDヘッドライトやVモーショングリルで外装をリフレッシュした。内装には、ダイヤモンドキルティングインサートを使用したセミアニリンレザーが採用される。

「日産セーフティシールド360」の最新版を全グレードに標準装備

2021年モデルには、先進運転支援システム(ADAS)の「日産セーフティシールド360」の最新版を全グレードに標準装備した。日産セーフティシールド360は、6種類の先進運転支援システムで構成される。「歩行者検出機能付きの自動緊急ブレーキ」は、車両のフロントのレーダーとカメラが、歩行者を検知し、ドライバーに警告を発し、衝突が避けられないと判断した場合、自動でブレーキをかける。

「ブラインドスポットアラート」は、ドライバーの死角に入った車両を、車線変更の際などに警告する。「リアクロストラフィックアラート」は、駐車場などで後退する際、後方の車両を検出し、ドライバーに警告する。「リア自動ブレーキ」は、後退時に静止した物体を検出し、ドライバーに警告し、必要に応じて衝突を回避するために、自動でブレーキをかける。

「車線逸脱警告」は、ウインカーを出さないで車線変更しようとした場合、ドライバーに警告する。「ハイビームアシスト」は、前方の車両を検出し、ヘッドライトのロービームとハイビームを自動で切り替える。

3.5リットルV型6気筒ガソリン自然吸気エンジンは最大出力260ps

搭載エンジンは、3.5リットルV型6気筒ガソリン自然吸気で、最大出力260psを発生する。トランスミッションは、CVTの「エクストロニック」を組み合わせた。駆動方式は、FFと4WDを設定している。

2021年モデルには、ボディカラーに新色が用意される。マグネティックブラックパール、ボルダーグレーパール、スカーレットエンバーティントコートの3種類の新しいエクステリアカラーが、ラインナップに加わった。

さらに、新しい「スペシャルエディションパッケージ」が、従来の「SVプレミアムパッケージ」に置き換えられた。スペシャルエディションパッケージには、デュアルパネルムーンルーフ、「インテリジェント・アラウンド・ビュー・モニター」、「Prima-Tex」シート、ヒーター付きフロントシート、20インチのダークチャコールアルミホイールが含まれている。

マルチタッチコントロール付き8.0インチカラーディスプレイの「NissanConnect」

ムラーノ独自の「ソーシャルラウンジ」感覚のインテリアには、ゼログラビティフロントシートとアウトボードリアシートが装備された。オプションで大型のパワーパノラミックムーンルーフが選択できる。

すべてのグレードで、Appleの「CarPlay」とグーグルの「AndroidAuto」を採用した「NissanConnect」を標準装備した。マルチタッチコントロール付きの8.0インチカラーディスプレイも備わる。「SL」以上のグレードは、ナビゲーション付きのNissanConnectが標準化される。インテリジェント・アラウンド・ビュー・モニターと11スピーカーのボーズ製プレミアムオーディオシステムは、オプションで装備することができる。

《森脇稔》

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