ダイムラー(Daimler)は12月3日、電動化やデジタル化に対する700億ユーロ(約8兆8400億円)以上の投資計画が、監査役会において承認された、と発表した。
ダイムラーは2021年から2025年までに、電動化やデジタル化を含めた研究開発などに700億ユーロ以上を投資する計画だ。この投資のほとんどは、メルセデスベンツ乗用車に対して行われる。
メルセデスベンツ乗用車は、野心的な製品開発目標と新技術のスピーディな導入により、電動パワートレインと車載ソフトウェアの領域において、主導権を握ることを目指している。 メルセデスベンツは、「Electric First」戦略の一環として、次世代のEVアーキテクチャー「EVA」をベースとした新型EV4車種を発表する予定だ。
大型EVサルーンの『EQS』は、この新しいEVアーキテクチャーをベースにした最初の市販車となる。EQSは航続700km(WLTPテストサイクル)を超える航続を備え、2021年に発売される予定だ。
その後、『Eクラス』に相当するEVの『EQE』、『GLE』に相当するEVの『EQE-SUV』、そして、GLSに相当するEVの『EQS-SUV』が登場する。さらに、メルセデスAMG、メルセデスマイバッハ、Gの各サブブランドにも、電動パワートレイン車が設定される。