出光・旧昭和シェル「アポロステーション」に統一[新聞ウォッチ]

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気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

「昨日の敵は今日の友」といわれるように、合従連衡などで業界地図が塗り替わるケースが多いが、特に目まぐるしい動きを見せていたのが石油業界だった。その石油元売り大手の出光興産が、系列のガソリンスタンド(給油所)のブランドを2021年4月から刷新するそうだ。

同社が発表したもので、きょうの各紙も「看板・制服に『アポロ』」などと報じている。それによると、2019年4月の旧昭和シェル石油との経営統合以降も併存していた旧出光系と旧昭シェル系の2ブランドを新ブランドにそろえるのが狙いという。

新たな給油所のブランド名は「apollostation(アポロステーション)」として、旧出光のブランドに使われていたアポロマークに掲げる太陽神の顔のデザインをロゴに使う。従業員のユニホームやタンクローリー車のデザインなども合わせて統一するという。

今回のブランド刷新に伴い、これまでは旧2社それぞれの系列給油所でしか使えなかった会員カードを共通で使えるようにするほか、カードをはじめとする販売施策を一本化することで、消費者の利便性を高めるという。

出光は現在全国6400カ所に給油所を運営中。約1万3000店を展開する業界首位のJXTGエネルギーの「ENEOS」と出光を合わせると全国の給油所数の6割超を占めることになる。だが、自動車の電動化が加速する中で、地方を中心に廃業するスタンドも後を絶たない。新型コロナ下のブランドの統一で、どこまで生き残れるかどうかが注目される。

2020年11月25日付

●Go To予約済みも、大阪・札幌市15日まで除外(読売・1面)

●日中ビジネス往来再開、月内に、外相会談で合意(読売・1面)

●オンライン3分で完売、若者「販売店無人が良い」(読売・9面)

●GM脱・トランプ政権、環境規制緩和指示から一転、EV加速、「次期政権に協力」(朝日・7面)

●GMの580万台、リコール決定、エアバッグ欠陥(朝日・7面)

●三菱150年変革期、業界首位陥落の御三家も(朝日・9面)

日産ノート新型発表日産ノート新型発表●刷新ロゴ、3代目ノート、日産、改良「eパワー」搭載(朝日・9面)

●看板・制服に「アポロ」出光・旧昭和シェル統一ロゴ(毎日・6面)

●軽・小型車コロナ追い風、公共交通より個室空間、新型投入続々(産経・13面)

●安倍氏側800万円補填か、会費不足5年分領収書(東京・1面)

●日米株高、コロナ後にらむ、業績回復期待、過熱感も(日経・2面)

●車課税抜本見直し見送り、政府・与党方針、コロナで議論停滞(日経・5面)

●日経平均2万7000円も、29年ぶり高値、市場の見方(日経・17面)

《福田俊之》

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