JR九州の新観光列車『36ぷらす3』が完成…黒メタリックに和テイストの“オンリーワン”

6両編成の『36ぷらす3』。南福岡車両区の787系BM15編成を改造したもので、車体は黒メタリックを基調に。787系のフォルムを残しながら、より重厚な雰囲気に仕上がっている。
  • 6両編成の『36ぷらす3』。南福岡車両区の787系BM15編成を改造したもので、車体は黒メタリックを基調に。787系のフォルムを残しながら、より重厚な雰囲気に仕上がっている。
  • 1号車のグリーン個室。既存の1室を含む4室が設けられ、クラシックで落ち着いた色調にまとめられている。
  • フリースペースとなる4号車「マルチカー」の車内。
  • シート配列が2+1となったグリーン席の車内。
  • 787系としては特急『つばめ』以来、17年ぶりに復活した3号車のビュッフェ。モダンで近代的な雰囲気に仕上がっている。
  • 車体に輝く金色のロゴ。
  • 『36ぷらす3』の車内レイアウト。6両編成の総座席数は105。
  • 披露された制服。

JR九州は9月29日、787系特急形電車を改造した新たな観光列車(D&S列車、デザイン&ストーリー列車)『36ぷらす3(さんじゅうろくぷらすさん)』の完成披露式を開催した。

10月16日の鹿児島中央発宮崎行きから運行を開始する『36ぷらす3』は、「世界一壮大な『わ』をつくります」をコンセプトとして九州全県を周遊する列車で、その完成披露式は小倉総合車両センター(北九州市小倉北区)で開催。黒メタリックの車体や、床材に畳を使用した和テイストの豪華な内装が披露された。

車掌や客室乗務員が着用する、車体色をイメージしたオリジナル制服も披露され、JR九州では「オンリーワンの車両が完成いたしました」と宣言。「九州のすべてが、ぎゅーっと詰まった"走る九州"といえる列車」は、いよいよデビューまでのカウントダウンが始まった。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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