マセラティの新型スーパーカー『MC20』、電動バージョンを計画

マセラティ MC20
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マセラティは9月10日、新型スーパーカーの『MC20』(Maserati MC20)に、電動バージョンを計画していると発表した。

MC20の「MC」とは、マセラティ・コルセ=マセラティ・レーシングを意味する。「20」は2020年を指し、マセラティの歴史の新しい始まりを意味している。MC20は、2004年に発表された『MC12』に続くマセラティのスーパーカーとなる。

マセラティMC20のミッドシップには、新開発の3.0リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載する。「ネットゥーノ(Nettuno)」と命名された新エンジンは、マセラティが自社開発し、イタリアのモデナ工場で組み立てられる。

新しいパワーユニットは、バンク角90度のV6アーキテクチャーを基本として、ツインターボとドライサンプ潤滑システムを採用した。3.0リットルの排気量から、最大出力630ps/7500rpm、最大トルク74.4kgm/3000~5500rpmを引き出す。

レブリミットは8000rpmで、リッターあたりの出力は210psだ。圧縮比は11:1、ボア×ストロークは88×82mmとした。新たな「メイド・イン・モデナ」エンジンは、伝統的な90度V6レイアウトを基本としながら、これまでに例のないレベルのパワーとトルクを実現しているという。MC20の動力性能は、0~100km/h加速2.9秒以下、最高速325km/h以上だ。

マセラティは、このMC20に電動バージョンを計画していると発表した。マセラティは新たな電動化戦略として、「フォルゴーレ」を掲げている。この電動化戦略の一環として、MC20に電動バージョンが用意される。マセラティは、イタリア・モデナのマセラティ工場において、MC20の電動バージョンを生産する予定、としている。

《森脇稔》

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