「ガリバースマートローン」提供開始、バーチャルキーによる与信管理でローン審査基準を緩和

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中古車事業「ガリバー」を運営するIDOMは、ローン審査が不安なユーザー向けに「ガリバースマートローン」を導入。全国の「ハント」店で9月1日より提供を開始し、順次、各店舗への展開を目指していく。

IDOMでは、マイカーローンの支払い開始を最大6か月遅らせる「ガリバーすきっぷローン」を今年5月より開始。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)や各地の自然災害等の影響で所得が低減したケースに対し、クルマを購入しやすい環境を提供している。

今回、新たに開始するガリバースマートローンは、イードとジゴワッツが共同開発した、スマートフォンをクルマの鍵として使える「バーチャルキー」の技術を採用。IDOMが提供するアプリ「バーチャルロック」により、ローン利用期間中の与信管理を可能にすることで、従来の自動車ローンの利用が困難だった人にも自動車を購入できる機会を広げることのできる新しいローンサービスだ。

バーチャルキーは、自動車の鍵をスマートフォンに置き換えるスマートロックシステムだ。ジゴワッツの認証基盤技術「JigoAuth」を利用した認証サーバとスマートフォンアプリおよび専用車載器で構成。自動車の鍵の解錠・施錠だけでなく、プッシュスタートボタンの有効化・無効化操作もできる。また、友人や家族に利用可能時間を限定したスペアキーを発行できるなど、これまでの鍵では実現できなかった機能を付加している。

なおガリバースマートローンは、自動車ローンの利用が困難なケースに対して、クルマの購入機会の提供を最優先とする一方、ファイナンシング・ソリューションとして、供給パートナーである信販企業にとっても、従来まで困難とされていた延滞車両の回収を見込む。今後は、全国の信販企業との連携を強化し、提供エリアの早期拡大を推進していく。

《纐纈敏也@DAYS》

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