テスラ、他社に電池やライセンス供与を検討…マスクCEO

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テスラ(Tesla)のイーロン・マスクCEOは7月29日、「ソフトウェアのライセンス供与やパワートレイン、バッテリーの供給を検討している」とツイッターを通じて発表した。

テスラの業績は好調だ。2020年第2四半期(4~6月)の決算では、売上高が60億3600万ドル(約6340億円)で、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の影響もあり、前年同期比は5%減とマイナスに転じた。

一方、第2四半期の純利益は、1億0400万ドル(約110億円)。前年同期の4億0800万ドルの赤字から、黒字回復を果たした。2019年第3四半期(7~9月)以降、4四半期連続で黒字を計上している。

今回のテスラのマスクCEOのツイートには、他社へのソフトウェアのライセンス供与やパワートレイン、バッテリーの供給を行うことにより、EVや自動運転などの分野において、主導的地位を確立する狙いがあると見られる。

なお、マスクCEOは、「競合他社を打ち負かすのではなく、持続可能エネルギーの普及を加速しようとしているだけ」とツイートしている。

《森脇稔》

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