アウディ(Audi)は7月23日、EVによる双方向充電(Vehicle to Home=V2H)技術を研究開発していると発表した。 アウディはヘイガーグループと協力して、EVによる双方向充電技術を研究開発している。アウディ初の市販EVの『e-tron』のバッテリーから、一戸建て住宅に約1週間分の電力を供給できるという。 EVの高電圧バッテリーは、住宅のウォールボックスで充電できるだけでなく、分散型ストレージメディアとして、住宅にエネルギーを戻すこともできる。太陽光発電システムと組み合わせた場合、太陽光から得た電力をEVのバッテリーに蓄えることが可能だ。太陽光発電ができない悪天候時には、バッテリーに蓄えた電力を住宅に供給する。 自宅での双方向充電は、住宅所有者の電力コストを削減し、ネットワークの安定性を向上させる大きな可能性を秘めているという。停電時にも、エネルギーを安定して供給することができる。 アウディによると、EVを国内送電網に組み込むことは、双方向充電に関する革新的な研究プロジェクトの中核になるという。とくに、太陽光発電システムとの組み合わせで大きな利点を発揮し、余剰の太陽光発電を一時的に蓄電し、必要に応じて出力することができる、としている。
アウディ『Q6 Sportback e-tron』に特別な「edition one」、日本限定100台…1277万円から 2025年10月6日 アウディジャパンは、新型電動SUV『Q6 Sportback e-tron』の世…