メルセデスベンツのミドルサイズSUV『GLC』とクーペスタイルSUVの『GLCクーペ』。日本国内では2019年に改良を受け、「Hi, Mercedes!」でおなじみの「MBUX」や最新の安全運転支援システム搭載、エクステリア・インテリアデザインの刷新が施されたモデルを中心に販売している。2021年にはプラグインハイブリッドのEQパワー搭載の四輪駆動モデル「GLC350e」が追加された。
目次
- 内外装刷新、MBUXや最新運転支援システム搭載 価格690万円より
- 上野社長「全方位にわたって進化した」
- ベストセラーSUVがモデルチェンジ[詳細画像]
- 【クーペ 試乗】スポーツカーのようなクルマとの一体感、極上の乗り味…島崎七生人
- クーペ、PHEV 4WDモデルを追加…価格は922万円
- ブラックアクセントを取り入れた限定車「ナイトエディション」発売
- 【F-CELL 試乗】世界初「燃料電池PHEV」を『EQC』と乗り比べてみた…中村孝仁
- 【AMG GLC43クーペ 新型試乗】スポーツカー相当のポテンシャルを有している…島崎七生人
- PHEVモデルを追加…EV航続距離は46.8km、価格は899万円
内外装刷新、MBUXや最新運転支援システム搭載 価格690万円より
メルセデス・ベンツ日本は、ミドルサイズSUV『GLC』『GLCクーペ』改良新型(Mercedes-Benz GLC-Class)を発表、10月3日より注文受付を開始する。
GLC/GLCクーペ改良新型は、プレミアムSUVとしての特性はそのままに、内外装デザインを一新。また、対話型インフォテインメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツユーザーエクスペリエンス)」と最新の安全運転支援システムを採用する。
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上野社長「全方位にわたって進化した」
メルセデス・ベンツ日本は10月3日、一部改良した『GLC』および『GLCクーペ』の受注を開始した。内外装デザインを一新したほか、対話型インフォテイメントシステムを採用したのが特徴で、価格は690万~1519万円。11月以降、順次納車を始めるとしている。
メルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長は同日、都内で開いた発表会で「GLCは現代的なデザインとCクラス譲りの快適性や安全性、SUVとしての悪路走破性を備えたモデルとしてのコンセプトが功を奏し、昨年はメルセデスベンツの中のSUVで最多となる6316台を販売することができた。そしてこのたび初の大型改良で、全方位にわたって進化した」と紹介した。
上野社長「全方位にわたって進化した」 画像
ベストセラーSUVがモデルチェンジ[詳細画像]
メルセデス・ベンツ日本は10月3日、プレミアムミドルサイズSUVの『GLC』(Mercedes-Benz GLC-Class)改良新型を日本市場で発表し、全国のメルセデスベンツ正規販売店ネットワークを通じて、同日より注文受付を開始した。
GLCは、メルセデスベンツのベストセラーモデル『Cクラス』と同等の安全・快適装備を備えるとともに、SUVならではの高いアイポイント、同セグメントとしては低い重心による乗用車のような乗り心地と、取り回しの良さを合わせ持つ。2018年度にはメルセデスベンツブランドのSUVの中で最多の販売台数を記録したという。
ベストセラーSUVがモデルチェンジ 画像
メルセデスベンツ GLC 改良新型(GLC 300 4MATIC モハーベシルバー)
【クーペ 試乗】スポーツカーのようなクルマとの一体感、極上の乗り味…島崎七生人
SUVに、スポーツカーの官能…カタログを開くとこんなコピーが目に飛び込んできた。もし試乗前なら「本当に?」とナナメに読むところだったが、試乗後に目にしたため、思わず「本当だね!」と語尾のマークまで“?”から“!”に変わってしまったほどだった。
流麗なルーフラインが特徴
クーペのボディサイズは、ベースの『GLC』に対し70mm長く、全幅は同じで、全高が40mm低い。クルマの場合、低さはオトコが床屋へ行く前と後くらいに3Dでボリュームを減じて見せるうえ、クーペはレールをもたない流麗なルーフラインが特徴だから、クルマの側に立つとサイズ以上のコンパクトさに思える。現行『Sクラス』以降のスリークなデザインも、このクルマを一層ピュアでチャーミングなものにしている。
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クーペ、PHEV 4WDモデルを追加…価格は922万円
メルセデス・ベンツ日本(MBJ)は、4月4日「四輪駆動の日」を記念し、ミドルサイズSUV『GLCクーペ』改良新型に、EQパワー(プラグインハイブリッド)の四輪駆動モデル「GLC350e 4マチック クーペ」を追加し、同日より発売する。
GLC350e 4マチック クーペは、最高出力211ps、最大トルク350Nmを発生する2.0リットル直列4気筒ターボエンジンに、最新世代のプラグインハイブリッドシステムを採用する。ダイムラーグループが生産した13.5kWhの小型リチウムイオンバッテリーを搭載。先代より蓄電容量がアップしたことで、モーターアシストが向上し、システム総合の最高出力は320ps、最大トルク700Nmとなった。また、時速130kmまではモーターのみでの走行可能。最長航続距離は45.2kmに達する。
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ブラックアクセントを取り入れた限定車「ナイトエディション」発売
メルセデス・ベンツ日本は、ミドルサイズSUV『GLC』および『GLCクーペ』に特別仕様車「ナイトエディション」を設定し、8月19日より合計300台限定で発売する。
ナイトエディションは、最高出力194psを発生する2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載する「GLC 220d 4マチック」をベースに、ブラックアクセントを随所に入れたスポーティな限定モデルだ。
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【F-CELL 試乗】世界初「燃料電池PHEV」を『EQC』と乗り比べてみた…中村孝仁
実にFCV(燃料電池車)の試乗は1998年以来のことだ。実は日本製のFCVであるトヨタ『ミライ』やホンダ『クラリティ』には乗ったことがない。
その今から22年も前に乗ったFCVは、当時自動車の未来は燃料電池に有りと世界中が大騒ぎした中で生まれたメルセデスベンツNe-car4とフォードP2000(うろ覚え)の2台だった。まだ色々な要素が確立される以前の話だから、メルセデスは液体水素を燃料としていたし、一方のフォードは気体水素を燃料としていた。
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【AMG GLC43クーペ 新型試乗】スポーツカー相当のポテンシャルを有している…島崎七生人
『Cクラス』と同等のプレミアムミドルサイズSUV……というのが『GLC』の位置づけだ。さらに『GLCクーペ』は、クーペとしてのスタイリッシュなフォルムとSUVらしい存在感を両立させたモデルである。
試乗車は「GLC43 4MATIC クーペ」だった。性格にはメルセデスAMGのラインに属する『GLC』であり、その証として『300SL』をモチーフにした専用のフロントグリルが付く。標準のグリルも存在感はなかなかのものだが、こちらはその上をいく迫力。
【AMG GLC43クーペ 新型試乗】スポーツカー相当のポテンシャルを有している…島崎七生人 画像
PHEVモデルを追加…EV航続距離は46.8km、価格は899万円
メルセデス・ベンツ日本(MBJ)は、ミドルサイズSUV『GLC』に、EQパワー(プラグインハイブリッド)の四輪駆動モデル「GLC350e 4マチック」を追加し、1月7日より予約注文の受付を開始した。納車は4月以降を予定している。
今回追加したGLC350e 4マチックは、最高出力211ps、最大トルク350Nmを発生する2.0リットル直列4気筒ターボエンジンに、最新世代のプラグインハイブリッドシステムを採用。リチウムイオンバッテリーの蓄電容量をアップしたことでモーターアシストが向上し、システム総合の最高出力は320ps、最大トルクは700Nmとなった。時速130kmまではモーターのみでの走行が可能。航続距離46.8kmを達成した。