GM (General Motors)は5月14日、米国テネシー州スプリングヒル工場を、2022年後半から100%太陽エネルギーで稼働させると発表した。 テネシー州スプリングヒル工場は、GMにとって、北米における最大の製造拠点だ。キャデラックのSUV、『XT5』や『XT6』をはじめ、エンジンを生産している。 今回の発表は、GMが再生可能エネルギーの利用率を、2023年までに使用電力の50%以上に増加させ、GMの工場で2030年までに、米国の再生可能エネルギーから100%の電力を調達するという目標に近づくものだ。 GMは、現在建設中のミシシッピ州ローンズ郡にある太陽光発電所から、100 MWの太陽光エネルギーを調達して、スプリングヒル工場に供給する。GMによると、年間1万8000世帯が消費する電力量に相当するという。 この取り組みは、テネシーバレーオーソリティのグリーンインベストプログラムを通じて可能になった。GMのチーフ・サステイナブル・オフィサーのダン・パーカー氏は、「再生可能エネルギーへの取り組みは、排出量ゼロの世界を実現するGMのビジョンの一部」と述べている。
【調査レポート】米国におけるモビリティ市場調査~主要動向・プレイヤーおよびトランプ政権下における通商政策・環境規制~ 2025年9月1日 本レポートは、米国由来の主要プレイヤーを多角的に分析。GM、F…