【F1】バーレーン&ベトナムGP延期、今シーズンの開幕は早くて5月末か

2019年F1バーレーンGPの表彰台。
  • 2019年F1バーレーンGPの表彰台。
  • 2019年F1バーレーンGPの模様。
  • 今季のF1はモナコGPで開幕する可能性も?(写真は2019年の同GP)
  • アゼルバイジャンGPも今季F1開幕地候補のひとつか?(写真は2019年の同GP)
  • 2020年“開幕戦”のはずだったオーストラリアGP、写真はキャンセル決定前日の木曜日(2020年3月12日)。

3月13~15日のオーストラリアGPを新型コロナウイルス問題の影響で直前にキャンセルするかたちになったF1は、その後、3~4月のバーレーンGPとベトナムGPをともに延期すると発表した。今季開幕は5月末以降になる見込み。

衝撃的なオーストラリアGPのキャンセルに続き、3月20~22日のバーレーンGPと4月3~5日のベトナムGPは延期となった。バーレーンGPに関しては早い段階で無観客開催の方針が示されていたものの、当初日程での実施は叶わないことに。今季が初開催となるベトナムGPも、当初日程でのスムーズな実施とはならなかった。

4月17~19日の予定だった中国GPも既に延期となっている状況下、F1とFIAは「今は5月末の欧州での開幕を期待している」との旨を声明に記している。今季F1の実質的開幕は早くて5月末、ということになるだろう(延期扱いレースの新たな日程は未定)。

当初日程で5月に予定されているのは3レースで、オランダGP(3日決勝)、スペインGP(10日決勝)、モナコGP(24日決勝)というラインアップ。「5月末の開幕を期待」という表現を鵜呑みにすれば、オランダとスペインのオンスケジュール開催も現段階では厳しく、モナコ開幕が最速パターンか?

ただ、一部報道には『6月5~7日のアゼルバイジャンGPからのスタートが現実的』との見方も。いずれにせよ、延期レースの新たな日程の調整を含め、すべてはコロナ問題の状況推移を注視しつつの判断になる。

今季のF1は史上単独最多となる(はずの)年間22戦が予定されていたため、もともとがかなりの過密日程。コロナ問題がある程度おさまったとしても、延期レースの新日程調整は至難と言わざるを得ない。開幕の大幅なズレ込みが確実になった今、延期開催断念となるレースが出てくる可能性も否定はできないところだ。

なお、F1バーレーンGPとの併催で今季開幕大会を実施する予定だったFIA-F2とFIA-F3も、バーレーン大会の延期を発表している(今季のF2には松下信治ら3人の日本勢が参戦予定)。

(*本稿は日本時間3月13日深夜の時点までの発表や情報等に基づく)

《遠藤俊幸》

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