ダンロップの体験型展示でタイヤに新たな興味、性能差を体感…東京オートサロン2020

ダンロップブース(東京オートサロン2020)
  • ダンロップブース(東京オートサロン2020)
  • ダンロップブース(東京オートサロン2020)
  • ダンロップブース(東京オートサロン2020)
  • ダンロップブース(東京オートサロン2020)
  • ダンロップブース(東京オートサロン2020)
  • ダンロップブース(東京オートサロン2020)
  • ダンロップブース(東京オートサロン2020)
  • ダンロップブース(東京オートサロン2020)

ダンロップは東京オートサロン2020で“カーアミューズメントパーク”というテーマを設定し、来場者自身が体験できる展示を行った。

従来の鑑賞型の展示ではなく、自分から能動的に動くことで何かが始まる展示は「安全・安心な家族のダンロップ」というコンセプトで用意。ブースは以下の5つに分かれ、

・うごかす GESTURE VISION
・のぞく TYRE-TRIP THEATER
・さわる HISTORY WALL
・くらべる VEURO DRIVE SIMULATOR
・撮れる RASING STUDIO

それぞれがちょっとしたアクションをすることで、タイヤについて知ることができる仕組みだ。

「新商品の『ビューロVE304』は摩耗してもウエットグリップ性能が落ちにくいタイヤ。でも、そういうことはわかりにくい。それをアニメーションやドライビングシミュレーションで性能差を体感していただこうと思いました」と担当者。

アクションと言っても、指先を動かしたり(うごかす GESTURE VISION)、タイヤの輪の中に頭を入れて小型スクリーンを見たり(のぞく TYRE-TRIP THEATER)と誰でもできる簡単なものだ。子供でも気軽に体験できる。

ダンロップブース(東京オートサロン2020)ダンロップブース(東京オートサロン2020)
ダンロップブース(東京オートサロン2020)ダンロップブース(東京オートサロン2020)担当者は「(オートサロンの来場者は)コアなクルマ好きの方はもちろん多いのですが、年々、普通のクルマ好きやお子様の来場も増えてきている傾向があります。その中でこういったブランド訴求もできるのではと、今までと違うチャレンジをしてみました」と教えてくれた。

ダンロップの歴史がわかる「さわる HISTORY WALL」も壁にある手のマークに触れると絵が浮かび上がり、アニメーションが動きだす。ただ年表を貼るだけでは大人しか読まないかもしれないが、触る楽しみがあることで子供にも興味を持ってもらえる。

ダンロップブース(東京オートサロン2020)ダンロップブース(東京オートサロン2020)
ダンロップブース(東京オートサロン2020)ダンロップブース(東京オートサロン2020)
ダンロップブース(東京オートサロン2020)ダンロップブース(東京オートサロン2020)実際に家族連れが足を止めることも多く、ダンロップの「少しでも印象に残してもらいたいです。コンセプトを持ち帰っていただきたい」という企画意図も成功のようだ。

「撮れる RASING STUDIO」ではフォーミュラカーを展示。レーシングウエアも貸し出してくれるので、レーサー気分で写真撮影の体験も可能だ。土日は野田英樹氏と野田樹潤選手による親子トークショーも行い、「レーサー目線からみるタイヤの安全・安心」について語る。

野田氏は「親子でこうやってトークショーで話す機会はなかなかないですね」と初回のステージで嬉しそうな表情を見せていた。

ダンロップブース(東京オートサロン2020)ダンロップブース(東京オートサロン2020)カーシェアリングの普及や自動運転の開発など、クルマ社会が変化しつつある中で、ダンロップは今度どのような未来を描くのだろうか。

「カーシェアリングが進むとクルマのメンテナンスもできなくなってきます。性能持続、新品から性能が変わらない技術も求められていくでしょうし、タイヤがセンサーになって情報を集める開発も進められています。安全面と環境面、両軸でしっかりと技術開発をしていきたいですね」(担当者)

タイヤに求められる性能も低燃費や乗り心地といったものから、新しいステージに変わっていくはずだ。安全で安心な未来のタイヤを目指し「SMART TYRE CONCEPT(スマートタイヤコンセプト)」を掲げるダンロップは、これからも歴史を築いていく。

《Hideyuki Gomibuchi》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集