コンチネンタルが接触センサー新開発、将来の自動運転向け…CES 2020で発表へ

コンチネンタルが新開発した接触センサーシステム「CoSSy」
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コンチネンタル(Continental)は2020年1月、米国ラスベガスで開催されるCES 2020において、自動車の車体に加わる傷や損傷を検出するための新開発の接触センサーを初公開すると発表した。

このシステムは「CoSSy」と命名され、車両と人または物体との低速での接触を検出する。CoSSyが拾う音声信号に基づいて、低速の衝撃が検出され、自動車を緊急停止することができる。コンチネンタルによると、CoSSyは自動駐車のような将来の技術を、安全に行うのを支援するという。。

CoSSyでは、車両に2~12個のセンサーがつ搭載される。 CoSSyのセンサー信号をインストールすると、いたずらによる引っ掻き傷や、低速での駐車事故が検出できる。コンチネンタルによると、CoSSyは高感度センシング技術によって、車両に加わる音の種類を識別できるという。

その他、道路状況のモニター、音声認識によるドライバーの識別、接近する緊急車両の検出などが行える。また、CoSSyでは、認証されたドライバーがドアに触れるだけで、車両と通信し、自動でドアが開閉できる。

将来的には、CoSSyは車両の下から当たる水の音を識別し、ハイドロプレーニングの危険性を警告することも可能になる。将来のセンサー設計に応じて、さまざまな音を分析し、接近する緊急車両の検出を行うことも可能だ。コンチネンタルは、この技術は自動運転車の型式認証の重要な要件になる、としている。

《森脇稔》

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