『日産GT-Rニスモ』がレゴブロック化、きっかけは300km/h超のドリフトだった

『日産GT-Rニスモ』がレゴブロック化、きっかけは300km/h超のドリフトだった
  • 『日産GT-Rニスモ』がレゴブロック化、きっかけは300km/h超のドリフトだった
  • ニールス・B・クリスチャンセン氏は初来日となった。
  • 星野朝子氏は、自分が子供の頃にもレゴで遊んだ記憶があり、自分の子供にもレゴを与えて遊ばせたと語っていた。
  • アンベールの様子。レゴ版GT-Rニスモが初お披露目となった。
  • 『日産GT-Rニスモ』がレゴブロック化、きっかけは300km/h超のドリフトだった
  • LEGO APAC Region General Manager長谷川敦氏は、子供達の憧れでもあるスーパーカーは、レゴにとって非常に大事な商品だと語った。
  • GT-R統括責任者・田村宏志氏は、私は一番が大好きなので、日本で初めてレゴブロックに採用されたことはとてもうれしいと語った。
  • パッケージとレゴブロックのGT-Rニスモ。

レゴ新商品発表会が11月25日、日産自動車 グローバル本社ギャラリーにて行われた。レゴジャパンは「Speed Champions(スピードチャンピオン)」シリーズの新商品『日産GT-Rニスモ76896』を発表した。レゴ史上初、日本車とのコラボレーションが実現した。

発表会では初来日となったLEGO Group本社CEO、Niels B. Christiansen(ニールス. B・クリスチャンセン)氏が登壇し、「日産は世界で有名な自動車メーカーのひとつで、GT-Rは日産のエンジニアの皆さんが技術革新を続け、新しいことにチャレンジした結果、出来上がった素晴らしい製品だ」とあいさつ。

「これは、レゴブロックも同じことで、作り、崩し、作り替えることで新しいものが出来上がる。これは、お子様たちが遊ぶ上でも、同じ事が起こっている。そしてお子様たちが成長し、未来の社会で活躍するためには、科学、技術、工学、数学、芸術といった様々なジャンルの知識、そしてソフトとハードのスキルを組み合わせた思考を求められるのではないかと思う。私たちはレゴブロックによって、創造力、問題解決能力、クリティカルシンキングなどの重要なスキルをはぐくむ手助けをして、世界の明日を創造していく未来の担い手を育成していくことが、一番のミッションだと考えている」

次に日産自動車株式会社、執行役副社長・星野朝子氏が登壇し、GT-Rとレゴがコラボレーションするキッカケとなったイベントが語られた。

「GT-Rとレゴとの出会いは、じつはレースではなく、ドバイで開催されたドリフトのギネス記録を出したイベントから始まっている。300km/hを超える速度でドリフトを達成したGT-Rを、レゴ社の方が偶然見ていたらしく、そこからこの素晴らしい車をレゴブロックにしようと2016年頃から開発が始まった。GT-Rは50周年ということで、コラボレーションが記念すべき年に実現したことは大変うれしく思う。子供から大人まで楽しめるレゴブロックに、GT-Rニスモが選ばれたことで、これから子供たちが車への夢や思いを、はぐくんでくれたらうれしい」

続いて、LEGO APAC Region General Manager長谷川敦氏、日産自動車株式会社 GT-R統括責任者・田村宏志氏が登壇した。まず田村宏志氏が、GT-Rをレゴ化するに当たって、こだわった部分について語った。

「レゴブロックのGT-Rのカラーリングは、ドリフトでギネス世界記録となった際のカラーリングが採用されている。そしてドリフトカーにはなかったが、2020年モデルのGT-Rニスモにはある、フロントフェンダー部分のカーボンダクトまで再現されているのはうれしい。また初めて日本車としてGT-Rが選ばれたことは光栄だ。世界中の車好きの皆さんにGT-Rの存在を認めてもらえたかなと思う。レゴのGT-Rで遊んだ後は、日産のディーラーに立ち寄って、本物のGT-Rも体感してもらいたい」

また長谷川氏は、こだわりの部分について、「子供は自動車が好きで、特にカッコイイスーパーカーは大好き。つまりスーパーカーとは子供の憧れなので、開発については大変重要視している。現物の持つ特徴をしっかりととらえて、レゴらしくブロックで表現することにこだわった。わかりやすい部分で言えば、GT-Rの特徴のひとつでもあるテールランプは、レゴらしくうまく表現できているのではないかと思っている。レゴは遊び方が決まっているわけではないので、お子様が自由にイマジネーションを働かせ創造し、自由に楽しく際限なく遊んでくれればいい。この商品をキッカケにレゴで遊んでくれるお子様が増えてくれればうれしい」と述べた。

発売日は2019年12月26日発売予定で、価格はオープン。

《関口敬文》

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