トヨタ(TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team)はドライバーズタイトルをオット・タナクが、コ・ドライバー部門タイトルをタナクの相棒マルティン・ヤルヴェオヤが、それぞれ既に第13戦スペインで戴冠を決めている。マニュファクチャラーズタイトルについても最終第14戦オーストラリアで首位ヒュンダイを逆転しての2連覇、今季“全冠制覇”を狙っていた。
しかし、開催地域であるオーストラリア東部には大規模な森林火災が発生しており、14~17日に開催が予定されていたWRC最終戦オーストラリアは12日に中止が決定。これにより、ヒュンダイ(HYUNDAI SHELL MOBIS WORLD RALLY TEAM)のマニュファクチャラーズタイトル初獲得が決定したことになる。
「この場を借りて、今年、一緒に戦ってくれたチーム全員に私からの感謝の気持ちを伝えたいと思います。TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのみんな、一年間、ヤリスを強くし続けてくれて、ありがとう。全タイトルを獲って喜ぶという目標は、一年後に日本で叶えたいと思いますので、気持ちを切り替えて、また次の一年もみんなで頑張っていきましょう」