【F1】レッドブルがアルボンの来季継続起用を発表、トロロッソも現状維持…ホンダ勢の2020年布陣かたまる

来季もアルボン(左)がレッドブルに残留、フェルスタッペン(右)とコンビを組む(写真のレッドブルF1マシンはデモ用の旧型車)。
  • 来季もアルボン(左)がレッドブルに残留、フェルスタッペン(右)とコンビを組む(写真のレッドブルF1マシンはデモ用の旧型車)。
  • レッドブルでの来季継戦が決まったアルボン。
  • レッドブルでの来季継戦が決まったアルボン。
  • 2019年シーズンのレッドブル・ホンダ(#23 アルボン)。
  • 来季のトロロッソ・ホンダ残留が決まったガスリー(左)とクビアト(右)。
  • 2019年シーズンのトロロッソ・ホンダ(#10 ガスリー)。

12日、ホンダ製パワーユニット(PU)を搭載してF1を戦っているレッドブルが、来季2020年もアレクサンダー・アルボンを継続起用すると発表した。同じくホンダ製PUを使うトロロッソも現状ラインアップの維持を発表している。

ホンダ製PUを搭載して2019年シーズンのF1を戦っているのは、レッドブル(正式チーム名:Aston Martin Red Bull Racing)とトロロッソ(Red Bull Toro Rosso Honda)の2チーム。トロロッソの正式チーム名にタイトルスポンサー的位置づけでRed Bullが入っていることからもわかるように、両チームは“レッドブル陣営”として兄弟関係にあるといっていい。ドライバーラインアップに関しても連動性を有し、今夏にはシーズン中のドライバー入れかえが実施されたりしている。

2019年後半はレッドブル・ホンダがマックス・フェルスタッペンとアレクサンダー・アルボン、トロロッソ・ホンダがダニール・クビアトとピエール・ガスリーという布陣で戦っているが、このうち来季の残留がハッキリしていたのはフェルスタッペンだけだった。しかしこの日、アルボンのレッドブル残留が決まり、トロロッソのふたりの残留も発表され、レッドブル陣営、つまりは現ホンダ勢の来季陣容が一気にかたまった。

今季スタート時点ではガスリーがレッドブル、新人アルボンがトロロッソという所属状況だったが、夏に両者は入れかわり。そして今季後半戦の陣容がそのまま来季へと引き継がれるかたちになった。レッドブル陣営およびホンダ勢というくくりで見た場合には、2019年開幕時の4人と来季2020年布陣の4人は同じ、ということにもなる。

なお、トロロッソに関しては来季からチーム名が「アルファタウリ」(Alpha Tauri)に変更されるとの報道が昨今ある。アルファタウリはレッドブル系のファッションブランドだ。

《遠藤俊幸》

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