スマホバーチャルキーに5Gコネクト、コンチネンタルが描くクルマ近未来…東京モーターショー2019

コンチネンタル・ジャパン(東京モーターショー2019)
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日清紡との合弁会社として2000年に設立したコンチネンタル・ジャパンは、東京モーターショー2019で「モビリティは生活のいのち」というテーマのもと、自動運転・コネクティビティ・電動化の3本柱を実機や未来図で紹介。

「運転はクルマに預け、そこに乗る人たちはリラックスした時間を過ごす時代になる」と話すのは、オートモーティブ担当 ニコライ・セッツァー氏。

「シームレスモビリティが暮らしの一部になり、ロボタクシーが走り出す。高速道路での長距離走行はリラックスタイムと変わり、運転以外のアクティビティに集中できる時間をつくる。高度自動運転のバレーパーキング機能のおかげで、狭い駐車スペースも苦なく出入りできるようになり、さらに自動で無料駐車場を探し、駐車するようになる」(ニコライ氏)

シームレスモビリティ実現にむけて

コンチネンタルが自動運転分野でめざすのは、シームレスモビリティ。高速道路での長距離運転や自動駐車、無人運転などでクルマの時間を補完し、玄関から目的地までシームレスな移動時間をめざすという。

また、2018年9月から無人運転にむけた実験車両を国内で実施した同社は、シームレスで忠実、車両周囲全体360度ビューを提供する製品群をラインナップ。ニコライ氏は「自律運転車両がドライバーから制御を引き継ぐには、車両が継続的にデータを取得・処理・解釈する必要があり、同時に文脈的知識を取得・構築しなければならない」という。

スマホのバーチャルキーは2020年以降に量産化

またコネクティビティ分野では、将来の車両キーとしてスマートフォンを使用したバーチャルキーのデモ公開。このバーチャルキーは、CoSmAと呼ばれるスマートデバイス統合型アクセスソリューションで、Bluetooth Low Energy (BLE) 技術を活用してリモート解錠するというもの。

コンチネンタルは、この新機能を2020年以降に量産化。さらに、シリコンバレーの Leia Inc.と協力して革新的なコックピットソリューション「Natural 3D Display」を開発していることも伝えた。

5Gとつながり車重も減る

また、自動車メーカーむけ5Gソリューションの開発を世界で初めて開発に着手。新プラットフォームに第5世代セルラー通信機能と車車間・対インフラ間の直接データ交換用の短距離無線技術を組み合わせている。

「車両はこれまで以上に高速通信し、通信中断も減る。さらに従来別々だった機能・部品類を統合し、車両重量を削減。こうした動きは環境効率と交通安全の向上にもつながる」(ニコライ氏)

最新ロボタクシー車両むけタイヤ管理を実装

コンチネンタルブースでは、ホイールやタイヤの動きを追うネットワークを緻密に調整し、求められる性能特性を管理する包括的技術システム「Conti C.A.R.E.」(コンチ・ケア)も紹介。

個人所有モビリティやシェアモビリティなどの電気・自動運転といったデータや、ウェブベースのコンチ・コネクトライブ(Conti Connect Live)アプリと連動させ、パフォーマンスの向上を図りながら、こうした包括的技術システムを、最新ロボタクシー車両むけタイヤ管理などに実装させていくという。

《レスポンス編集部》

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