二輪車に安全運転支援システム搭載、ボッシュが日本初公開へ…東京モーターショー2019

ボッシュのライダーアシスタンスシステムのイメージ
  • ボッシュのライダーアシスタンスシステムのイメージ
  • ボッシュ (c) Getty Images

ボッシュは、10月23日から11月4日まで東京ビッグサイトなどで開催される「東京モーターショー2019」に出展、二輪車の安全性と走行快適性を向上させる「アドバンスト・ライダーアシスタンス・システム」のイメージモデル車両(ドゥカティ製)を日本初公開する。

アドバンスト・ライダーアシスタンス・システムは、前走車との安全な距離を維持する「ACC(アダプティブ・クルーズコントロール)」、前走車との衝突のリスクがある状況下にてライダーに警告を発信する「衝突予知警報」、ライダーの安全な車線変更を支援する「死角検知」で構成。

ボッシュでは、2019年3月より、警察組織に届け出を提出した企業としては日本初の公道試験を開始したほか、2020年からシステムの量産を開始する予定。なお、すでにドゥカティとKTMのモデルに搭載されることが決定。今回は、アドバンスト・ライダーアシスタンス・システムの搭載をイメージしたドゥカティモデル車両を日本で初めて展示する。

電動化ソリューションでは、日本初出展となるEAC(Electric Air Compressor)を含む燃料電池システムを紹介する。EACは酸素を燃料電池スタックのカソード側に送るコンポーネントで、燃料電池システムを可能な限り効率的に作動。必要な量の空気を吸入し、発電に必要なレベルまで圧縮してスタックに供給する仕組みになっている。また、燃費向上とCO2削減を実現する48Vマイルドハイブリッドシステムを日本初出展。内燃機関をサポートするモーターにより、すべての車両クラスにてエントリーレベルのハイブリッド化を実現し、最大15%の燃費向上とCO2排出量削減を可能にする。

ネットワーク化ソリューションでは、居眠り、わき見、注意散漫など、車室内のドライバーの状態を見守る「ドライバーモニタリングシステム」を日本初出展。ドライバーの状況を的確に検知し、必要に応じてドライバーへ警告する。このほか、駐車のための労力を大幅に軽減するコネクテッドパーキング技術や、車両のデジタルな盗難を防止する「パーフェクトリーキーレス」などを紹介する。

《纐纈敏也@DAYS》

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