VW up!のEV、『e-up!』改良新型…電動車だけの「ミッレミリア」出走へ

フォルクスワーゲン e-up!改良新型
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フォルクスワーゲンは9月26日、改良新型『e-up!』(Volkswagen e-up!)が、イタリアで9月27~29日に開催される「ミッレミリア・グリーン」に出走すると発表した。

「ミッレミリア」は、1927年に始まったイタリアの伝統的公道レースだ。北部のブレシアを起点にローマへ南下し、再び北上して、ブレシアでゴールする。総走行距離が1000マイル(約1600km)であることから、ミッレミリアと呼ばれる。

ミッレミリアは1957年に起きた大事故により、レース開催が中止されたが、1977年に復活した。現在はクラシックカーが往年の姿のまま元気に出走するレースとして、人気を集めている。

このミッレミリアのコンセプトはそのままに、参加車両をEVやハイブリッド車などの電動車に限定し、初開催されるのがミッレミリア・グリーンだ。ミッレミリア・グリーンでは、最大180kmの各ステージを電動車で走破する。

改良新型e-upでは、EVパワートレインを強化した。床下にレイアウトされるリチウムイオンバッテリーは、蓄電容量を18.7kWhから32.3kWhへ、7割以上大容量化した。これにより、1回の充電で航続は、最大160kmから260kmへ、6割以上拡大している。

バッテリーは車両の床下の低い位置に搭載された。フォルクスワーゲンによると、低重心により、運転する楽しさを追求しているという。フロントアクスルに置かれる小型モーターは、最大出力83hpを発生する。動力性能は、0~100km/h加速が11.9秒、最高速130km/h(リミッター作動)だ。出力40kWの急速チャージャーを利用すれば、80%のバッテリー容量を30分以内に充電できる。

《森脇稔》

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