9月8日、朝の千葉・幕張海浜公園は強い日差しが時折差し込む曇り。最後のレッドブル・エアレース決勝ラウンドオブ14は、台風の影響で5時間前倒しの10時スタートとなった。予選5位の室屋義秀はヒート1で予選10位のベン・マーフィーと対決。2番手で幕張海上に飛来した。 風は海岸線に並行して、機体のスタート方向に微風が流れている。その1番手、マーフィーはこの幕張海上のコンディションで57.897秒をマーク。そのすぐ後を追うように飛来してきたのが、室屋だ。 予選の朝、「55秒台前半で飛べればいい」といっていた室屋は、決勝ラウンドオブ14のフライトもキレのあるターンを繰り返し、勢いよくゴールパイロンを切ったが、タイムは57.912秒。なんとその差、0.015秒という寸差。レース直後の表情はやや、「なんてこった」という顔にもみえた。 14人のパイロットで争うラウンドオブ14(準々決勝)は、7人が次のラウンドオブ8(準決勝)にすすむ。この7人にもうひとり加わるのが、敗者7人のうち最速だったパイロットだ。 ヒート7の14番手、フアン・ベラルデのフライトが終わった直後、観客から、メディアセンターが拍手が。なんと、敗者パイロット7人のうち、最速タイムを記録したのは室屋だった。 幕張会場のモニターには、木更津駐屯地にあるハンガー(機体格納庫)でレースを見守る室屋の姿が。ベラルデが58秒台でゴールを切ったとき、思わず右手こぶしを強くにぎりガッツポーズ。 準決勝にあたるラウンドオブ8にコマをすすめた室屋は、すでに12時にスタートするフライトにむけてウォームアップ。相手はフランソワ・ルボット(フランス)だ。
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