フィアットの欧州Aセグメントモデル、『パンダ』に将来ハードコアモデルの設定が期待できるかもしれないという。
初代パンダは、ジウジアーロ率いるカロッツェリア「イタルデザイン」により開発され1980年に発売。その後改良を重ね2003年には23年ぶりに2代目が登場、2011年には現行モデルである3代目へバトンタッチされた。
しかし意外にも、39年という長い歴史においてホットモデルは設定されていない。唯一2007年、2代目に1.4リットル直列4気筒DOHCエンジンを搭載、最高出力100psを発揮するスペシャルモデル『100HP』が設定されたが、3代目である現行モデルには存在しない。
今回予想CGを提供してくれたのは、デザイナーのMatthew Parsons氏だ。現行モデルをベースに「100HP」後継モデルとなる『200HP』を制作してくれた。ワイド化されたホイールアーチ、フロントバンパーにはマルチスポークブラックアロイ、フロントディフューザーが装着されかなり攻撃的なフロントエンドが見てとれる。
ボンネットフードの下には、Abarthチューンされた1.4リットル直列ガソリンターボエンジンの搭載も期待され、最高出力は200psを発揮することが可能だ。
フィアットは、今後数年の間に「パンダ」次期型を投入する。電動化されたパワートレインに適応することができる、新世代プラットフォームも期待されており、パフォーマンス向上は濃厚だ。現行モデルへのホットモデル設定は可能性が低いが、次期型への期待は膨らむ。