三菱 L200 新型、欧州第一便が到着…今秋発売へ

三菱 L200 新型の欧州第一便
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三菱自動車の欧州部門は、新型『L200』(Mitsubishi L200)の欧州第一便が到着した、と発表した。現地では、今秋の発売を予定している。

L200は、アジアなどでは『トライトン』(Mitsubishi Triton)として販売されている1トンピックアップトラックだ。新型では、「究極のスポーツ・ユーティリティ・トラック」というコンセプトと、歴代モデルの開発思想の「Engineered Beyond Tough」を掲げる。新世代の「ダイナミックシールド」フロントデザインコンセプトを採用した力強いデザイン、オフロードでの走破性を向上させた4WDシステム、先進の予防安全&運転支援技術の採用などが特長になる。

新世代ダイナミックシールド採用

新型L200では、内外装ともに技術に裏付けられた真のタフさを体現するために、「Rock Solid」というコンセプトを掲げ、デザインを一新した。フロントフェイスには、新世代のダイナミックシールドデザインコンセプトを採用する。高いボンネットフードで厚みを持たせ、ランプ類を高い位置に配置したことにより、力強く堂々としたフロントフェイスに一新している。

ボディサイドでは、サイドのボディからつながるボディ曲面と、ホイールフレアのシャープなラインとフラットな面のコントラストにより、三菱らしいトラックの力強さとモダンさを表現する。また、ボディサイド全体の厚みを増やし、安定感を加えた。

室内は、インパネ全体のウイング形状を継承しつつ、センターパネルはソリッドかつクリーンな造形のフレームで操作パネルとアウトレットを囲み、モダンさと剛性感を表現する。フロアコンソール、アームレスト、パーキングブレーキなど人が触れる部分には、ソフトパッドとステッチを入れて、上質な空間を目指している。

オフロードモードで悪路走破性を追求

欧州仕様車のパワートレインは、2.2リットルクリーンディーゼルエンジンに6速オートマチックトランスミッションを組み合わせる。滑らかで力強い加速性能や静粛性を追求した。また、ディーゼルエンジンの排出ガスをクリーンに浄化する尿素SCRシステムを採用した。尿素水溶液である「AdBlue」により、窒素酸化物(Nox)を安定して浄化し、欧州の排出ガス基準の「EURO6d-temp」に対応している。

新型では、あらゆる路面状況で最適なトラクション性能とハンドリング性能を実現する「スーパーセレクト4WD」搭載車と、路面状況に応じて走行モードの切り替えが容易な「イージーセレクト4WD」搭載車をラインアップした。4WDシステムに「オフロードモード」を搭載する。「GRAVEL(未舗装路)」、「MUD/SNOW(泥道/新雪)」、「SAND(砂地)」、「ROCK(岩場、走行モードが4LLc時のみ)」の4モードが切り替えられる。

オフロードモードでは、エンジン、トランスミッション、ブレーキを統合制御することで、タイヤのスリップ量をコントロールし、悪路での走破性や脱出性を最大限に高めた。「ヒルディセントコントロール」も採用し、急な坂道や滑りやすい路面を下る際、電子制御に車速を低く抑えることができる。

最新の先進運転支援システム搭載

先進運転支援システム(ADAS)では、前方車両だけでなく歩行者の検知も可能とした衝突被害軽減ブレーキシステムの「FCM」、ドアミラー表示や警告音で車線変更時に起こりやすい接触事故を回避する後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付)の「BSW/LCA」を採用する。

同じく、後退時に起こりやすい接触事故を回避する後退時車両検知警報システムの「RCTA」、駐車場などでの発進時の誤操作を防止する誤発進抑制機能(前進&後退時)の「UMS」など、全方位の予防安全機能を導入した。自車の周囲を俯瞰した映像表示により、安心して入庫できるマルチアラウンドモニターやパーキングセンサーも採用している。

《森脇稔》

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