ポルシェ『911GT3』の新型プロトタイプが、ドイツ・ニュルブルクリンクで高速テストを開始した。 冬季テスト以来の出現となったプロトタイプは、まだカモフラージュがかなり残っており、ディテールは不明だ。しかし、フロントバンパーのコーナーエアインテークの形状が若干見えてきているほか、初めてリアディフューザーも装着されている。リアウィンドウに後付されているブレーキランプは、最終的にはリアウィングにマウントされると予想される。 これまでの「GT3」や『GT3 RS』にも見られない形状のリアウィングは、マウンティングブラケットが非常に大きく分厚くされており、最終生産型パーツなのかはまだ判断できない。 ブレーキにはポルシェの高性能ブレーキシステム「PCCB」(ポルシェ・セラミックコンポジット・ブレーキ)が装着されている。これは生産型にも採用されるはずだ。 注目のパワートレインの電動化は見送られ、自然吸気4.0リットル水平対向6気筒エンジンを有力とし、最高出力は500psから550psへ向上すると噂されている。 ワールドプレミアは9月のフランクフルトモーターショーと見られていたが、このカモフラージュ具合から見るに2020年以降となる可能性が高い。 新型車を最速スクープ『Spyder7』をチェック!