トランプ米大統領、輸入車関税の発動判断を最大180日先送り[新聞ウォッチ]

カリフォルニア州、オークランド港 (c) Getty Images
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気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。…………

5月26日には、千葉県の「茂原カントリー倶楽部」でゴルフを楽しみ、その後で東京・両国の国技館を訪れて、大相撲夏場所の千秋楽を観戦、優勝力士に特注の賞杯を授与するという。

5月下旬に来日するトランプ米大統領の日程が明らかになったが、サンデーゴルフや大相撲観戦を楽しんだ後で、翌27日には、天皇・皇后陛下と会見した後で、迎賓館で日米首脳会談を行う予定だそうだ。

そのトランプ大統領が、輸入自動車と自動車部品に対する最大25%の追加関税を検討している問題で、関税措置の発動を最大180日遅らせる計画で検討しているという。

きょうの読売が「米CNBCテレビが15日午前(日本時間15日夜)報じた」と伝えているが、すでに、ロイター通信が報じており、それを受けて産経も「米、自動車関税判断を最大6か月先送り」などと取り上げている。

記事によると、追加の関税を発動するかどうかを決める判断は18日が期限となっていたが、先送りするのは「世界的な貿易摩擦に歯止めをかけるためだ」と伝えている。欧州連合(EU)と日本との通商協議が続くなかで、関係が一段と悪化するのを避ける狙いもあるようだ。それにしても、トランプ氏の身勝手な言動に振り回されている日本の自動車メーカーも、土壇場での先送りで一息つけるのかも……。

2019年5月16日付

●トランプ氏、来日日程、26日ゴルフ、相撲観戦、27日天皇陛下と会見(読売・1面)

●輸入車関税発動延期か、米紙報道、トランプ氏、最大180日(読売・2面)

●日立の新型車両英で運行、「AZUMA」最高200キロ(読売・8面)

●JDI綱渡り資金繰り、中台連合出資決定遅れ(朝日・7面)

●高齢者就労70歳まで、政府、企業に努力義務、未来投資会議(毎日・1面)

●日産にルノーCEO、取締役受け入れを検討(毎日・2面)

●なくそうご当地危険運転(毎日・25面)

●日産株急落一時8%安(産経・10面)

●カーナビでも受信料義務、東京地裁、NHK訴訟で初判断(産経・26面)

●ガソリン12週連続上昇、店頭150・4円、5か月ぶり高値(日経・20面)

●公園に車突っ込む、千葉、園児かばった保育士骨折(日経・35面)

●ゴーン元会長側特別抗告、妻との接触巡り(日経・35面)

《福田俊之》

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