海と山を結ぶ温かい列車『うみやまむすび』が登場へ…北近畿エリアに新たな観光列車

車体には「気持ちのふれあい」を表わしたというハート型の「結び」と幸せを運ぶこうのとりが描かれ、「しあわせなご縁を結ぶ」という旅のイメージを表現している。
  • 車体には「気持ちのふれあい」を表わしたというハート型の「結び」と幸せを運ぶこうのとりが描かれ、「しあわせなご縁を結ぶ」という旅のイメージを表現している。
  • 『うみやまむすび』のロゴマーク。上部は山、下部は海の波を表わし、下から上へ変化する車窓をイメージ。右のロゴタイプは、一本のレールで海から山、山から海へ往来するイメージを文字化したという。

JR西日本は5月10日、北近畿エリアへ新たに導入する観光列車『うみやまむすび』の概要を発表した。

これは、2014年4月にキハ40形2007号(キハ40 2007)を改造して登場し、今年5月6日限りで運行を終了した『天空の城 竹田城址号』をリニューアルするもの。

「土地と土地を結ぶだけでなく、人の心も温かい糸で結ばれること」をコンセプトにした列車で、デザインは「列車で過ごすひと時が『旅の宝もの』になってほしい」という願いを込め「宝箱」をイメージしたという。

運行区間や運行開始日は後日発表されるが、運行エリアは山陰本線城崎温泉駅(兵庫県豊岡市)を中心に、京都丹後鉄道天橋立駅(京都府宮津市)や播但線竹田駅(兵庫県朝来市)を結ぶ区間が想定されており、JR西日本では「北近畿エリアの魅力溢れる地域をこの列車が結ぶことにより、訪れるお客様のさまざまなご縁を結ぶきっかけを作っていきます」としている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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