ポルシェ世界販売12%減、カイエン は新型効果で35%増 2019年第1四半期

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ポルシェ(Porsche)4月9日、2019年第1四半期(1~3月)の世界新車販売の結果を発表した。総販売台数は5万5700台。前年同期比は12%減と減少に転じた。

単一国の最量販市場には、引き続き米国を上回った中国だ。ただし、第1四半期は1万6890台にとどまり、前年同期比は10%減と後退した。一方、米国は前年同期比8%増の1万5024台と、引き続き増加する。アジア太平洋、アフリカ、中東は、合計で9%減の2万3989台を売り上げる。

また、欧州は第1四半期、前年同期比32%減の1万4004台と、大きく減少した。地元ドイツも5557台にとどまり、前年同期比は28%減とマイナスに転じた。欧州での落ち込みは、2018年秋に導入された「WLTP」(乗用車等の国際調和排出ガス・燃費試験法)の影響という。

車種別では、SUVの『マカン』が引き続き最量販モデルに。第1四半期は1万9795台にとどまり、前年同期比は14%減と後退した。一方、『カイエン』は1万8310台を売り上げ、新型効果で前年同期比は35%増と大きく伸びた。

ポルシェの2018年の世界新車販売台数は、過去最高の25万6255台。前年比は4%増と、8年連続で販売記録を更新している。

《森脇稔》

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