トラック隊列走行向け自動車保険、三井住友海上とあいおいニッセイ同和が開発

トラック隊列走行のイメージ
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三井住友海上火災保険とあいおいニッセイ同和損害保険は1月25日、後続車無人のトラック隊列走行に対応した自動車保険を開発したと発表した。トラック隊列走行は、電子連結技術を用いているが、後続車両が無人の場合、従来に無い特有のリスクが発生する。

新たに開発した保険商品では、「自動走行不能な場合の運転者派遣費用」として電子連結が途切れ、代替運転者が現場にいないため、無人の後続車両がその場で立往生した場合に、これを移動するための運転者を派遣する費用、レッカー費用を補償する。

また「物損を伴わない道路通行不能損害」として電子連結が途切れ、後続車両が立往生、横転することによって物損を伴わず、高速道路が通行不能となった場合、通行不能が発生した地点の道路管理者に生じる営業損害を補償する。

トラック隊列走行時に、他の車両との衝突や隊列を構成する車両同士の衝突により事故が発生した場合、従来の自動車保険で補償可能としている。通信障害により電子連結が途切れて事故となり、隊列車両の乗員や所有者に法律上の責任が無い場合でも、自動車保険の「不正アクセス・車両の欠陥等による事故の被害者救済費用特約」で補償できるという。

《レスポンス編集部》

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